ボランティアサークルAND(アンド)が、企画・実行した「ポニー広場」へ、東北支援事業でポニーを派遣しました。
ノーマン、ポピンズ、ジジ、さっこの4頭です。
学園祭らしく手作り感たっぷり
前日の天気予報は、降水確率70%。夕方から雨も降り始めました。
しかし!奇跡的に雨が上がり、ポニーが来るのを楽しみにしていた子どもたちが、長蛇の列!
笑顔で溢れていました。
学生たちは、自分たちでポスターを作り、大学と交渉し、スクールバスで仮設住宅までの巡回送迎も運行しました。
ポニー広場への入場者数は542人。あくまでも手元のカウンターの数字です。実際はもっと多くの人が訪れ、ポニーとの楽しいひと時を過ごされていました。
今日のような企画にポニーを派遣できたことを、とても嬉しく思います。
最後に、彼女たちが学校に提出した企画書(案)です。
―尚志祭 ポニーふれあい広場―
やろうと思ったきっかけ
今回の震災を受けて、子どももおとなも心に何かしらを抱え、特に子どもは状況もよくわからないままで、でもどこかおとなや周りの雰囲気をさっし、おもいっきり遊びたくてもなんとなく、遠慮しているように感じられた。また、おとなも子どもも何かに集中しておもいっきり、楽しんだりすることが少なくなっている気がした。そこで、私たちのやっているボランティアのポニーのふれあい活動をいかし、なにかやれないかと考えた。
目的
1、子どもたち、地域の方に、馬とふれあってもらい、その一瞬でも嫌なことを忘れ、安らぎの場として、おもいっきり楽しんでもらう。
2、ポニーふれあい広場のにぎわいで尚志祭を盛り上げる。
3、学生や職員の人にも馬に乗ってもらい、乗馬の楽しさを知ってもらう。
今までのハーモニィの震災での活動
兵庫県の大震災、新潟県の中越地震の際に、馬を連れ癒しを届けてきた。また、今回の東日本大震災でも、子どもとおとなに少しでも笑顔を、ということで6月11、12日に、仙台でチャリティーイベントの一環として千代馬っこ村祭りを行った。このイベントには、尚絅学院大子ども学科2年の3人もボランティアスタッフとして参加した。そして2日間、TVの取材が入り、イベントに家族連れで来ていたお父さんのインタビューに次のような内容のコメントがあった。「子どもが地震のことで、気持ちが不安定になっている感じだったが、馬とふれあうことで癒され、心のストレスの回復になったのではないか。」また、その子どももインタビューに、恥ずかしながらも笑みを浮かばせながら、「(馬に触れて)うれしかった」とコメントしていた。
今、大切なこと、求められていることは、たくさんあると思う。しかしそれには、人それぞれに役割があると私たちは思う。私たちは、引き馬ボランティアを行っている一員として、宮城県民の一員として、子ども学科の一員として、私たちがやれることは、子どもたちや地域の方に、馬を通して癒しや元気、笑顔を届けることだと思う。また、このポニーふれあい広場を行うことにより、尚志祭が盛り上がり、それがまた来場者の笑顔、元気につながればと思う。