前回の「胸郭入口部」の続き。
「胸郭入口部」には全身のリンパが流れ込むってことを書きましたが、それ以外にも重要な事があります。
それが「横隔神経」と「迷走神経」
「横隔神経」は文字通り横隔膜を動かす神経。
「迷走神経」は内臓を動かす神経。
どちらも当院がテーマにしている「呼吸」に密接に関係します。
内臓は横隔膜からぶら下がっていますから、呼吸ができなくなっても内臓の働きは悪くなるし、内臓の機能が悪くなって働きが悪くなっても呼吸が出来なくなります。
それにより、猫背、胸の痛み、背中の痛み、肩こり、四十肩、胃の痛み、首の凝り、心臓の痛み、便秘、神経痛などが出てくるようになります。
内臓の動きと横隔膜の動きはお互いに関与しており、どちらも健康じゃないと本当の健康は維持できません。
その両方を動かす神経が、鎖骨の内側を通って体内に分布していくわけです。
これだけでも「胸郭入口部」がどれだけ重要かわかりますね。
※こういう理由から、シャックリが止まらない時は、「鎖骨の上の窪みを軽く押したら止まる」って言われるわけです。
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奈良 王寺の骨盤矯正専門院
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