前回、セミナーで習ったテンセグリティーモデルを作ってみましたが、完全に安定した形にならず、どこか歪んでしまっています。
棒の長さも重さも同じ。太さも同じ。
なぜ、左右対称な綺麗な形にならないのか。
やっぱり輪ゴムが伸びてしまっているものと、強いものがあって、長さを調整しても絶対に整わないんですよね。
これは人間にも言えることで、特に出産後。
人間の重心は第三腰椎にあると言われています。
そこを中心に前後、左右バランスをとるように筋肉が発達し、筋膜がそれを覆い包みます。
しかし、「妊娠」という特別な出来事はその重心の位置を狂わせてしまいます。
時間さえかかれば人間に適応能力がありますから、移動した重心に適応するため、持っている筋肉バランスを調整しながら体を維持します。
問題は、それが「出産」という一瞬で崩れることですよね。
重心は前に残ったままの筋肉状態。
しかし体は元の第三腰痛に重心が移動してしまう。
体は適応できずにあちこちに痛みが出てきます。
「産後は大丈夫だったのに1ヶ月ぐらいしてから痛みが出だした」
とよく言われますが、体が必死に適応しようと頑張っている反応です。
体は歪んだまま適応することで対処しますが、結果として痛みはなくても「体型が変わった」、「足が浮腫むようになった」、「夜に眠れなくなった」などの痛み以外の不調が出てくるようになります。
「いずれ治る」という考えは時間がかかる慢性の症状を扱う上では大切なことですが、産後の場合はその考えはより悪化させることになりかねません。
人間には、最低限整っておかないといけない場所があります。
オステオパシーでは「4つの隔膜」と言われる部分で体のパーツを連結する場所。
産後はその中でも「骨盤隔膜」「横隔膜」が歪みやすいです。
時間が経つと、更に上の「胸郭上口」「頭蓋底」まで歪みが広がりますから早めに整えましょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
王寺,河合,斑鳩,三郷,上牧,香芝,広陵で骨盤矯正をお探しの方
無料相談受付中。
メールでお問い合わせください。
オステオパシーのページはこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます