田舎に帰ったときの楽しみの一つが、蕎麦を食べることです。
行く店も決まっていて、武生の「かめや」に行きます。一見、高級料亭風の
いでたちは、一体、いくらかかるんだろうかと心配してしまいそうですが、
大抵は1000円以内という安さです。
関西の蕎麦は信州系が多く、細い麺であっさりと食べるのが多いようですが
越前そばは割と太い麺が特徴で、ちゃんと噛んで食べないと喉を通りません。
美味しんぼのナカマツ警部が言うように「蕎麦は喉で食べるもの」なんて言ってたら
死んでしまいます。
「かめや」の蕎麦は越前そばの中でも太めで、しっかりと噛んで食べるため
お腹一杯になります。
「越前そば」というと大根おろしの入った「おろしそば」が一般的ですが、「かめや」
の「おろしそば」は涙を流すほどの辛い大根が入っているため、私はいつも、
天ぷらも付いた「天おろし」を食べます。先に天ぷらをつけて食べると、少し辛みが
マイルドになり丁度良いです。初心者には「天おろし」が良いかもしれません。
もう一つ、「越前おろしそば」の特徴は、つゆを蕎麦にかけてブッカケ風に食べる
ことです。店によっては、最初から蕎麦もツユも大根おろしも全て入った状態で
出てきますが、「かめや」では大根おろしの入ったツユと麺が別々に出てきます。
お盆などは県外から来ている人が多いせいか、湯飲みのような器に入ったツユに
蕎麦をつけて、溢れさせながら食べている人を多く見かけますが、この食べ方は
間違いです。正しくは、蕎麦の入った鉢の中に、ツユをドボドボっと入れて食べます。
昨日も、老人三人組が「辛すぎる」と言いながらおろし蕎麦を、ツユに入れて
こぼしながら食べているのを見て、心の中でほくそ笑んでいました。
関西では越前そばのような太い麺はうけないようで、身の回りでも一軒もありません。ちょっと残念です。
子供の頃遊んだ場所や家がそのまま残ってるから
良いんでしょうね。
最近、自分が昔よくやった遊びを一緒にやったり
してます。
でも、出来ないのが爆竹ですね。
ここでは書けないような爆竹による危険な遊びは
さすがに出来ないです。
昔の子供って、ポケットにナイフやライターや
火薬が入ってるのが当たり前でしたね。
それだけ分別があったって事でしょうね。
帰る田舎があるって良いですね。
ここも田舎ですが故郷ではないですからね。
郷愁が無ければ流れ星も、そばも、海も味気ないですよ。