進路の話をしていた時、娘が
「私はやりたいことが沢山ある」
と言い出しました。
「本当にやりたいことは?」
と聞いたら
「全部やりたい」
といいます。
煩悩が1990ある娘にはそう思えるのかもしれませんが、
「本当にやりたい事というのは『それをやらないと生きていけないもの』のことや」
というと、すぐに
「ゲーム」
と返ってきました。
つまり今後娘はゲームをして生きていくためにどうすればいいかということを考えて進路を決めればいいことになります。
週休2日の仕事をして週末はゲーム三昧を目指すか、それともプロのゲーマーになるか。
いずれにせよ、ゲームを中心に進路を考えることで選択肢を狭めることができます。
この「それをやらなければ生きてはいけないもの」というのは私が大学3年生の時、卒業論文のテーマを決めるときに指導教官だったS先生が、歴史家の阿部謹也先生の言葉を使って説明されたものです。
「自分の中に歴史をよむ」という本で、阿部謹也先生の自伝みたいな本です。
安倍先生がその指導教官に研究テーマを何にしたら良いか聞きに行った時に
「いずれにしても、それをやらなければ生きてはいけないものをテーマにしなさい」
と言われたそうです。
卒論のテーマどころか進路に迷っていた私にとっては衝撃的な言葉でした。
ただ、周りの言うように生きていた私にとっては「それをやらなければ生きていけないもの」なんか一つもありませんでしたから。
結局、私はこの言葉をきっかけに歴史家になるのをやめて、全く違うオステオパスになることを選びました。
10年かけて京都でオステオパシーを学び、その後10年かけていろんなオステオパシー以外の方法を学びました。
そして今年の秋で、この仕事を始めてから20年経ちました。
これからの10年は、今まで勉強してきたことをそぎ落として、「絶対なる一」を求めていこうかと思っています。
そのためには20年教えることもやって来ましたが、それもひとまず止めることにしようかと思っています。
カイロプラクティックの学校で教えだしたのが25歳の時。
そして自分で会を作り今まで300人ぐらいの人にオステオパシーを教えてきました。
休みを潰してやって来ましたが、どうも最近疲れが取れない。
やっと「これをやらなければ生きてはいけないもの」をやっているのに、それをすることで体を壊しては本末転倒です。
より長く今の仕事をするために、これからは休みを作ってゆっくりと自分の方法を磨いていこうかと思いました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
王寺,河合,斑鳩,三郷,上牧,香芝,広陵で骨盤矯正をお探しの方
無料相談受付中。
メールでお問い合わせください。
オステオパシーのページはこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます