6年前、病気をきっかけに鬱になった患者さん。
毎月一回来られています。
今月来られたら、いつもよりものすごい明るい顔で、いきなり
「先生、私、一大決心したんですよ。」
と言い出しました。
心の中では「もしかしたら熟年離婚か・・・」
と思いましたが、
「とうとう薬を止める決心をしました」
と言います。
今までも何回か思ったらしいですが、やっぱり不安が先に来てしまい止められなかったそうです。
病院では「病気は治っている」と言われていましたが薬が切れるとドキドキしたり不安になったりするということで飲んでいたらしいですが、最近読んだ本で「もしかしたら鬱じゃなくて薬の依存症になってるんじゃないか?」と思い始めたらしいです。
病院で相談したら一言「依存症ですよ」と言われて鬱じゃないことを確信し、さらに今まで何も言わずに薬を出し続けていた病院にも不信感をもってしまい、結果として「薬を止める決断をした」らしいです。
このような人は多いんじゃないかと思います。
病気は良くなっていても薬が切れるのが不安っていう人。
確かに薬を止めるタイミングは重要で、症状が重い時に止めてしまうと自殺してしまう人もいるぐらいですから、何が何でも薬が悪いわけではないです。
この方も、去年までは薬のお陰で日常生活ができていたわけですし。
二人目の孫が生まれて忙しくなって気が紛れるようになったのも切掛らしいです。
「気が紛れて、しかも楽しい」って思える子供の持つパワーって本当にすごいですね。
そう思えるのも精神的に安定してきたからだと思います。
「今は孫と料理をいろいろ考えるのが楽しい」
と言い、「孫の体を考えて、塩も出汁も天然のものを使っている」らしいです。
薬を手放せるまでまだまだかかると思いますが、そう思えるようになったのは本当に良かったです。
「一ヶ月に一回、施術中に話を聞いてもらうと安心する」
と言って来られてましたから、私も少しは役に立ってたのかなと思うことにします。
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