
からの続きです…
一夜明けて…
この日は、ここ数年の念願だった、兵庫県の日本海側の景勝地=餘部鉄橋に行ってみます…

6時48分発の山陰本線に乗りました。ほんとは、もう少し早い列車に乗る予定でしたが。寝坊しました。

日本海沿いに東へと進みます…

単線のため、何度か途中駅にて対向列車と行き違いをします…

この地域特有の瓦屋根の家屋群です。

鳥取県から兵庫県に移り、浜坂駅にて乗り継ぎです。

浜坂駅構内には、昭和時代の遺構が残ってました。
これは、蒸気機関車(SL)が走っていたころに、SLに水を供給するための給水塔です。

ツタの絡まり具合が素敵ですね…
そして浜坂駅からさらに20分、目的地“餘部駅”に到着です。

列車は発車直後に、あの「餘部鉄橋」を渡っていきます…

景色抜群、鉄橋の上に駅がある感じ、そしてこの僻地感…
個人的に、ずっと前から来たいと思っていた場所でして…

20年くらい前に訪問したことがあり、その時とはだいぶ様変わりしているので、
再訪の機会を探っていました…

場所的には、この辺です。

“ひょうごの景観ビューポイント”にも認定されているそうです。

この橋で過去に、強風による列車の転落事故があり、その後、
強風対策と橋の強化を図るため、大規模付け替え工事を行い、今に至る歴史があります…

現在は、観光地化もされ、橋の上に遊歩道が設けられ、
山陰本線と並行して歩けるようになっております…真下がスケスケな場所もあります。

転落事故以前に使用されていた線路は、途中まではそのまま残されています。
右側のコンクリート建造物が、現在の新線です。

旧線は金網で囲われているくらいで、強風が発生すると、よく運休になっていたとか…

次に、鉄橋をくぐって、鉄橋とその周辺を一望できる場所まで移動します…

鉄橋の真下を通過…

そして5分くらい坂を登ると、こんな感じで、餘部鉄橋と日本海を一望できる場所があります!

キレイな日本海…


展望スペースはこんな感じです。

分かりづらいですが、左側が途切れた旧線で、そのまま直進すると、
ちょうど現在でも使用中のトンネルへと繋がります。

新線は、トンネルを出たとたんに右側にカーブを描き、線路1本分ずらして造られています。

下り列車がやってきました…

鉄橋の真下には観音様が見えます…

ということで、鉄橋の下まで降りてみることに…


真下には、転落事故を追悼する観音様の慰霊碑が建立されています…

犠牲者も出てしまった大惨事でした。

鉄橋の下にある道の駅には、鳥取県特産の梨がたくさん売られていました…

その道の駅には、鉄橋転落事故を伝える資料の数々が…


鉄橋の全景です…

以前、使われていた鉄橋の一部が残されていました…


橋脚の一部も残ってました…



鉄橋の下には、風情ある静かな集落がありました…


7体のお地蔵様…

海の近くまで来てみました…

すると徐々に天候が悪くなりはじめ、日本海は大荒れに…恐怖を感じました。


下界の集落から見た餘部鉄橋…

ここ余部地区の名物として、リクガメのそらちゃんがいます。

ホースを巻き取る道具と戯れるのが大好きで…

1日2回、外に出てきて、こうやってホース巻き取り機と遊ぶのが日課になっているそうです。

テレビでも何度か取り上げられていて、ワタクシも知っていたため、会えて嬉しかったです…

あと、この台車もお好きなようでした…


ということで、そらちゃんにも会え、餘部鉄橋も満喫できたので、
鉄橋訪問はこのくらいにしまして、また山陰本線に乗り、次の目的地に移動します…

鉄橋にあるホームまでは、クリスタルタワーと呼ばれるエレベーターで一瞬で昇れます…

2024年秋 [山陰景勝地・余部鉄橋編]
は、以上でございます。
続き=小さな入江を見下ろす風情ある駅=鎧駅 編は、
↓こちらからどーぞっ↓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます