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2015年6月、岩手県と宮城県の震災被害地域へ、夜行バスを利用して、会社の同僚さんらと、ちょっとブランクが出来てしまいましたが、約2年ぶりに行って参りました…
最近では、震災で被害に遭われた東北沿岸部への、訪れる人の数も減っているそうです…。
4年が経過した震災被害地域の現状です。
最初に、夜行バスのチケットです。
池袋から釜石まで行く"けせんライナー"を利用しました!
【池袋】
というわけで、土曜の夜、まずは池袋西口にある、夜行バス専用の待合所へ。
立派な待合所です…
たまに会社帰りに、同僚と飲みに行く池袋から、この日は夜行バス“けせんライナー”に乗り込みますっ【22:46】
これから陸前高田を目指します。夜行バス約7時間半の旅…
一夜明けて…
【陸前高田】
そして翌朝6:15、予定より30分も早く到着した、陸前高田市役所前停留所ですっ
空気が澄んでいて、とても爽やかな朝でしたっ。
予報では「雨」だったにも関わらずのこの天気…幸運でした~
BRTバスと“けせんライナー”の共演…
“けせんライナー”は、さらに北を目指します…
沿岸部から、ここ高台に移設された“陸前高田駅”(BRT停留所)です…
BRTとは、bus rapid transitの略で、別名「バス高速輸送システム」とも言うそうです。詳しくはこちらをどーぞっ
取りあえず、停留所の隣にある、非常にありがたい24h営業のコンビニで、朝食を買い込みました…
この停留所近辺には、仮設の陸前高田市役所は元より、観光案内所や真新しい消防防災センターなどが集まっております。
そして、これよりここ高台の停留所から、旧市街地へ徒歩で向かいますっ【6:45】
かつてこの場所には、大船渡線の線路がありました…
旧大船渡線をまたぐ県道より、陸前高田駅があった市街地と海岸線方面を望みます。
街の建物は、ほぼなくなり、盛り土によるかさ上げ工事が進み、海岸線は全く見えません…
海岸線近くの交差点にて…
この付近一体は、巨大なベルトコンベアーが縦横無尽に張り巡らされ、異様な雰囲気を醸し出しております…
かさ上げ工事に使用する土を、周辺の山から直接運ぶためだけに作られた、巨大なベルトコンベヤーなのです…
土台もしっかりとした作りですっ。
Googleのストリートビューでは、このベルトコンベアーからの景色が公開されています。興味のある方は是非どーぞ。
松のある場所へ行きます…
倒れたままの「気仙川」標識…
「奇跡の一本松」支援自動販売機だそうですっ
レインボーブリッジのような立派な吊り橋も、盛り土を運ぶための“ベルトコンベヤー橋”ですっ
「陸前高田市役所前」から歩くこと45分、この場所に到着…
我々の他にも、数人の訪問者がいらっしゃいました…
やなせたかし氏が描いた、一本松のイラストが飾られていました…
松の後ろにある建物は、震災時のままに残っています…
松のてっぺんには、避雷針のようなアンテナが取り付けられていました…
爽やかな陽気の中、コンビニで購入したオニギリを食べたあと、大船渡線BRTに乗り、次の訪問地、気仙沼を目指しますっ【8:18】
【気仙沼】
BRTに揺られること25分、気仙沼駅に到着。BRTが到着した場所は、かつては線路がありました…【8:45】
---------------------------------------------------
↓2011年に訪れた時は、線路が敷かれています…
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※個人的には、気仙沼は、2011年夏以来、4年ぶりの再訪です…
現在の気仙沼駅舎ですっ
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↓2011年に訪れた時は質素な造りでした…
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“ポケモントレイン”という臨時列車が走っているため、駅にもそのキャラクターがいました…
ここからは、1日500円のレンタサイクルを借り、街中へ向かいますっ
途中、BRT専用道の踏切にて…【9:00】
この踏切は、一般車両が謝ってBRT専用道に入らないためのものです
かつて線路だった場所を、アスファルトで舗装して、BRT専用道路として使用するという画期的な方法です…
気仙沼駅方向をズームで…
4年前までは、気仙沼線が走っていたんですよね…
再び、レンタサイクルに乗り、街へ…。
写真は、港付近にある復興屋台村です。時間が早すぎて開店してませんでした。
高台にあるホテル…今度来たときは、ぜひ宿泊してみたいと思いました!
まだ、津波の爪痕が残っている建物…【9:20】
少し高台に登ってみます…【9:30】
気仙沼も、かさ上げ工事が進んでいるようです…
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↓ちなみに、2011年訪問時のほぼ同じ場所からです
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さらにレンタサイクルで街中を進みます…
南部の地域にやって来ました…【10:00】
気仙沼合同庁舎です
津波到達地点の標識…
まったく想像できない、ビルの2階の天井部分まで水に浸かったという現実。
1時間半近くレンタサイクルを漕ぎ、ヘトヘトな状態でたどり着いた、気仙沼の物産店が集まった複合施設「海の市」へ…【10:30】
この施設も津波に襲われ、1階は水没してしまったそうです…
館内では、気仙沼で水揚げされた新鮮な魚介類が売ってます…
1本1500円って安いですよね…
気仙沼では3時間ほど滞在ののち、お昼前、駅に戻ってまいりました【11:50】
市街地から気仙沼駅に戻る際の、駅までの緩やかな坂が、とってもキツかったですっ
そして、ここからまたBRTに乗り、今度は南三陸を目指し、南下します…
2015年6月 岩手・宮城沿岸部への旅“陸前高田・気仙沼編”
は、以上でございます…
その続き、“BRTバス、南三陸・女川編”は
こちらから、どーぞっ
2015年6月、岩手県と宮城県の震災被害地域へ、夜行バスを利用して、会社の同僚さんらと、ちょっとブランクが出来てしまいましたが、約2年ぶりに行って参りました…
最近では、震災で被害に遭われた東北沿岸部への、訪れる人の数も減っているそうです…。
4年が経過した震災被害地域の現状です。
最初に、夜行バスのチケットです。
池袋から釜石まで行く"けせんライナー"を利用しました!
【池袋】
というわけで、土曜の夜、まずは池袋西口にある、夜行バス専用の待合所へ。
立派な待合所です…
たまに会社帰りに、同僚と飲みに行く池袋から、この日は夜行バス“けせんライナー”に乗り込みますっ【22:46】
これから陸前高田を目指します。夜行バス約7時間半の旅…
一夜明けて…
【陸前高田】
そして翌朝6:15、予定より30分も早く到着した、陸前高田市役所前停留所ですっ
空気が澄んでいて、とても爽やかな朝でしたっ。
予報では「雨」だったにも関わらずのこの天気…幸運でした~
BRTバスと“けせんライナー”の共演…
“けせんライナー”は、さらに北を目指します…
沿岸部から、ここ高台に移設された“陸前高田駅”(BRT停留所)です…
BRTとは、bus rapid transitの略で、別名「バス高速輸送システム」とも言うそうです。詳しくはこちらをどーぞっ
取りあえず、停留所の隣にある、非常にありがたい24h営業のコンビニで、朝食を買い込みました…
この停留所近辺には、仮設の陸前高田市役所は元より、観光案内所や真新しい消防防災センターなどが集まっております。
そして、これよりここ高台の停留所から、旧市街地へ徒歩で向かいますっ【6:45】
かつてこの場所には、大船渡線の線路がありました…
旧大船渡線をまたぐ県道より、陸前高田駅があった市街地と海岸線方面を望みます。
街の建物は、ほぼなくなり、盛り土によるかさ上げ工事が進み、海岸線は全く見えません…
海岸線近くの交差点にて…
この付近一体は、巨大なベルトコンベアーが縦横無尽に張り巡らされ、異様な雰囲気を醸し出しております…
かさ上げ工事に使用する土を、周辺の山から直接運ぶためだけに作られた、巨大なベルトコンベヤーなのです…
土台もしっかりとした作りですっ。
Googleのストリートビューでは、このベルトコンベアーからの景色が公開されています。興味のある方は是非どーぞ。
松のある場所へ行きます…
倒れたままの「気仙川」標識…
「奇跡の一本松」支援自動販売機だそうですっ
レインボーブリッジのような立派な吊り橋も、盛り土を運ぶための“ベルトコンベヤー橋”ですっ
「陸前高田市役所前」から歩くこと45分、この場所に到着…
我々の他にも、数人の訪問者がいらっしゃいました…
やなせたかし氏が描いた、一本松のイラストが飾られていました…
松の後ろにある建物は、震災時のままに残っています…
松のてっぺんには、避雷針のようなアンテナが取り付けられていました…
爽やかな陽気の中、コンビニで購入したオニギリを食べたあと、大船渡線BRTに乗り、次の訪問地、気仙沼を目指しますっ【8:18】
【気仙沼】
BRTに揺られること25分、気仙沼駅に到着。BRTが到着した場所は、かつては線路がありました…【8:45】
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↓2011年に訪れた時は、線路が敷かれています…
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※個人的には、気仙沼は、2011年夏以来、4年ぶりの再訪です…
現在の気仙沼駅舎ですっ
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↓2011年に訪れた時は質素な造りでした…
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“ポケモントレイン”という臨時列車が走っているため、駅にもそのキャラクターがいました…
ここからは、1日500円のレンタサイクルを借り、街中へ向かいますっ
途中、BRT専用道の踏切にて…【9:00】
この踏切は、一般車両が謝ってBRT専用道に入らないためのものです
かつて線路だった場所を、アスファルトで舗装して、BRT専用道路として使用するという画期的な方法です…
気仙沼駅方向をズームで…
4年前までは、気仙沼線が走っていたんですよね…
再び、レンタサイクルに乗り、街へ…。
写真は、港付近にある復興屋台村です。時間が早すぎて開店してませんでした。
高台にあるホテル…今度来たときは、ぜひ宿泊してみたいと思いました!
まだ、津波の爪痕が残っている建物…【9:20】
少し高台に登ってみます…【9:30】
気仙沼も、かさ上げ工事が進んでいるようです…
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↓ちなみに、2011年訪問時のほぼ同じ場所からです
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さらにレンタサイクルで街中を進みます…
南部の地域にやって来ました…【10:00】
気仙沼合同庁舎です
津波到達地点の標識…
まったく想像できない、ビルの2階の天井部分まで水に浸かったという現実。
1時間半近くレンタサイクルを漕ぎ、ヘトヘトな状態でたどり着いた、気仙沼の物産店が集まった複合施設「海の市」へ…【10:30】
この施設も津波に襲われ、1階は水没してしまったそうです…
館内では、気仙沼で水揚げされた新鮮な魚介類が売ってます…
1本1500円って安いですよね…
気仙沼では3時間ほど滞在ののち、お昼前、駅に戻ってまいりました【11:50】
市街地から気仙沼駅に戻る際の、駅までの緩やかな坂が、とってもキツかったですっ
そして、ここからまたBRTに乗り、今度は南三陸を目指し、南下します…
2015年6月 岩手・宮城沿岸部への旅“陸前高田・気仙沼編”
は、以上でございます…
その続き、“BRTバス、南三陸・女川編”は
こちらから、どーぞっ
休んでいたかったかもしれないフリーな時間を 復興の状態を気にかけて下さりありがとうございます。
被災地域を撮影する行為に、抵抗を感じる方も多数いらっしゃることと思いますが、東北で何が起こっているかを知ることも、風化させない意味でとても重要だと考えております。
その上でも、今後も時間が取れれば、訪問させていく所存ですm(__)m