この1週間程は厳しい寒波が日本を襲い、地域によっては災害級の豪雪に見舞われたところもあったようだ。一方、関東地方の南部は幸いにも冬晴れが続き、風もほどほどで済んでいる。かの地の方々には申し訳ないが、近場の二か所を冬の散策で訪れたので、気楽にお読み願いたい。
まずは江戸川区の葛西臨海公園だ。京葉線を千葉方面に走ると、大観覧車が見えてくる。それをかなりやり過ごして停車。ホームに出ると、その大観覧車を右手に、左手にはディズニーランドを望む。広い駅前広場を抜けて陸橋を渡り、海浜公園への道を左に分け、大観覧車の方へ向かう。
水仙まつりの開催中とかで、越前、下田、鋸南からの日本水仙が満開だ。可憐な姿と共にあの甘い香りに癒される。花々の間から白い富士山も眺望できた(雪の照返しで雲との境が分かりくい)。各地方の出店では温かい郷土汁も売り出している。生演奏の音楽を聴きながら頂けば、心も温まる。
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大観覧車に乗る。大東京の姿をこちらの方向から見るのも一興だ。遠く箱根や富士、奥多摩や奥武蔵・秩父の山々を背景に、都心には無数のビルが立ち並ぶ。孤高のスカイツリー、泰然と流れる足元の荒川も印象的だ。北東には筑波山の双耳峰が見え、北西からは灰色の雪雲の端が流れてくる。
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翌日は、巳年にちなみ品川区の蛇窪神社を訪れる。元は雨乞いの神社で正式名は天祖神社だ。近くまで来ると人が多数並んでいる。居住者への配慮か、列は途切られて要所に整理員が張り付いている。参拝は3時間待ちだと聞いて諦めた(1月には8時間待ちもあったとか)。
足は戸越公園駅の近くの「ほのぼの広場」へ。白蛇(ミー君、神社の所有物)が展示されている。生物学的には、青大将のアルビノ(色素欠落の突然変異)だ。赤い目と赤い舌が、本当に純白な体部との対比で際立つ。一目見れば、驚きと共に霊的な美しさや神聖さに打たれる。
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戸越公園駅の旧名は蛇窪駅らしい(昭和11年に改名)。確かに神社のあたりは低地で、窪んでいたのだろう。近くには戸越駅や戸越銀座駅があり紛らわしい。蛇窪駅の方が目立つのにと思いながら、記念に「へびまん」と巳のファイルを購入して帰宅の途についた。
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