とタイトルには書いたものの、私は今まで恐怖や忌避に繋がる様な大きな痛みを夢の中で感じた事はありませんでした。
ですが軽い痛み(触覚)はもちろん、嗅覚以外の五感は夢の中でもそれなりに感じることが出来ていました。
よく『頬をつねって痛くないからこれは夢!』って表現が昔からありましたが、私の場合これがあてにならなかったのです。
実際に現実で自分の頬をつねってみると分かると思いますが、神経がそれほど密集している場所ではないのでかなり力を込めてつねらない限りそれほどの痛みは感じません。
私の夢では幼い頃から体験を基づく物または想像が容易な五感に関しては結構再現されていて、嗅覚以外で日常的に体感するものは多少ボンヤリはするのですがおおむね再現されます。
視覚や聴覚は私以外の人でも割と明確だと思いますが、私の場合はこれに加えて味覚や触覚なども頻繁に夢の中で再現されていました。
ただ嗅覚は『海の匂い』とか強く記憶に刻まれる様なシチュエーションが夢の中で再現された場合ぐらいでしょうか?
ただどれも刺激は現実の物に比べると幾分弱めで、味覚はカレーライスや味の濃い焼きそばなど刺激の強い味は現実通りに再現されなくても、前者に比べると刺激の少ないカレーパンや焼きそばパンなら再現されると言えば分かりやすいでしょうか?
痛みも同様で頬をつねっても軽い痛みがあるのでそれだけでは夢かどうか判別できず、念のためより強くつねって「現実より痛みが弱いから夢だ」と判断する様な形でした。
夢だと気づいたら後はそのまま明晰夢(夢だと自覚している状態)に突入する感じでしたね。
ですが昨日見た夢は明確に右足の裏に痛みが走り、現実で釘を踏んだときの様に足の裏をなるべく地面に付けない様夢の中で移動していました。
どうしても痛みに耐えられなかったので、足の裏を見てみればボルト大の物が突き刺さっており「こりゃ痛い訳だ」と引き抜いて消毒して包帯を巻いて応急処置をしたのです。
その後起きて思った訳です「あれ?夢の中であんなに長時間、それも強い痛みを感じたのは初めてじゃないか?」と。
かつて夢の中で銃で撃たれた衝撃で倒れて痺れる様な痛さを感じながら意識が薄れていくという体験を2~3回した事がありますが、その時は痛みよりも衝撃の方が大きく倒れたときに感じるであろう痛みはありませんでした。
そういう意味では触覚の刺激はセーブされていたのですが、今回は思い返してみても今まで体験した事がない刺激を夢の中で受けた訳です。
個人的には非常に興味深い体験だったので、こうしてブログに備忘録として残しておこうかな思ったのです。
思えば夢の中の五感再現は歳を経て五感の経験が深まるにつれてリアルになっていった様な気がしますが、ここ最近は薬を飲んで寝る事が多かったので夢を見たとしても記憶に残る事がほとんど無かったのです。
夢は記憶を整理するためのものだということですが、最近脚を怪我した覚えはないですし、直近の痛みで一番不快だったのは巻き爪と爪の間に砂が入り込んだ事のコンボで砂粒が肉に食い込んでしまいそれが原因でそこそこの痛みを感じたぐらいでしょうか?
しかもそれ…足の裏じゃなくて右手薬指だったんですよね。
共通しているのは『右』『異物が食い込んだ』『取り除くまで結構痛かった』ってこと位でしょうか?
…その体験の整理のために夢の中で強い痛覚まで再現しなくても良いと思うんですけれど…今回に限ってはなんで刺激をセーブしてくれなかったのが気になるところです。
どうせなら満腹という制限が無い状態で美味しい物をしこたま食べる夢とか、魅力的な女性とイチャコラする夢だったら強い刺激も大歓迎だったのですが。
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