長ったらしいレビューを読みたくない人への簡易レビュー
型番:L336
メーカーは不明
販売価格:Amazon他ECサイトにて500円~2000円程度
ちゃんとしたメーカーの学習リモコンは安くて3500円から、全ボタン学習など出来る物だと5000~6000円が相場なので
500円以下でも送料込みのものすらあるL336は、怪しげであることを差し引いても激安
作り:甘くていい加減
購入したものには致命的な初期不良はなかったが、他レビューでは直ぐ壊れるとか反応しない上手く学習しないなどかなり個体差がある模様
結論:値段のわりには充分使える
購入したら使いたいボタンだけでも即学習させて動作確認をし、不良品なら返品か返金を願い出る
もしくは当たりの個体を引くまで買い直す
かつて1000円弱で購入出来た激安学習リモコン『リモコソ』の方がしっかりとした作りだったので、リモコソ比べるなら700~800円程度の作りと価値
リモコソと比較することを考えなければ、1200~1500円くらいの価値はあると思える…ただし当たりの個体をひけたならば
以下やや無駄に長いが、詳細が知りたい人向けレビュー
かつて上海問屋で購入した低価格学習リモコン『DN-33188 RIMOKOSO 1』は、名前こそ『リモコソ』とふざけていましたが、税込1000円程という値段の割りには、意外にもボタンの作りはしっかりしていて、壊れかけのリモコンの代わりとして充分な役目を果たしてくれました。
その後居間にある使用頻度の高いテレビのリモコンが壊れた際の後釜となった途端にすぐ壊れた…なんてこともなく、数年の間テレビ本体を買い換えるまで(最後は電源ボタンの反応は鈍りましたが)リリーフとしての役目を全うしてくれました。
リモコソに比べるとL336のボタンは触ってすぐに分かる程度に作りが甘く、押しこむとたまに帰ってこないことがあったりするので、耐久性の観点で頻繁に使う(居間のテレビなどの)用途には向かないと思われます。
まぁ500円のワンコインで学習リモコンが買える異常さを考えれば、半年で壊れても不思議ではなく文句もありません。
その他気になる点としては(私が買った個体は)電池を入れる場所の蓋の上部にバリが残っており、蓋を開け閉めする際に引っかかって開閉しづらかったのでヤスリで削りました。
Amazonには500~2000円の幅広い価格帯で同型状、同仕様と思われる物が販売されておりますが値段の分だけ丁寧に成形した…なんてことは多分ないでしょうねぇ…。
また同製品のレビューにて、使えない機器があるとのことでしたが、確かに自宅でも古いPCモニターでは学習出来ても反応がイマイチだったのを確認しました。
L336のボタンを押しながらスマホのカメラで発光部を覗いてみると、各純正リモコンに比べると赤外線の発光が弱いのが一目瞭然です。
(ちなみにこの手法は、対象のリモコンが壊れたのか電池がなくなったかを判別したい時によく用いられるものです)
相性が悪かった三菱のMDT243WGの純正リモコンは、その他普通に学習出来て使えた機器のものより明滅間隔が短く、光量も大きかったので、L336では学習してもそれを再現出来ず、結果反応が鈍かったのでしょう。
L336を購入する前に、学習させたい純正リモコンのボタンを押しながら発光部をスマホやデジカメで覗いてみて、一般的なテレビリモコンより発光量が大きいとか、明滅が常時点灯に見えるぐらいで高速(何回か撮影して消灯の写真がほぼ撮れない)だと相性が悪い、あるいは使えない可能性があると判断した方が良いでしょう。
そういった安物故の弱点がある事を踏まえた上で、本来は3500~6000円ぐらいが相場である学習リモコンを500円で入手出来るとするならば、多少の瑕疵には目もつぶろうというものです。
ところで関連する製品がなさそうなのに、何故『L336』なんていう中途半端な型番なんでしょうかね?
それだけが謎です。