Amazonのプライベートブランド『Eono』から出ている、低音質…FMラジオや音楽のストリーミング聴取なら使える『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』のレビュー
・音質 3点
全体的にこもっていて特に高音がさっぱり駄目。
AnkerのSoundcore Q10が192kbpsのmp3だとすると、Eonoは96kbps程度 (ちなみに最低ラインは128kbpsを想定)。
NC(ノイズキャンセリング)有効時の音質劣化は少ない、ホワイトノイズもほぼ無い。
散歩中の音楽の流し聞き程度なら使用に耐えるが、お気に入りの音楽に浸ったりASMR音源を堪能するには向かない。
・ノイズキャンセリング 10点
掃除機は勿論、それよりうるさいブロワーを掛けていてもラジオの会話が聞き取れる。
10年前のAndroid Walkman付属のノイズキャンセリングより遙かに優秀で、NC有効時の音質劣化も少ない。
外音取り込みも出来る。
・装着性 8点
一応耳たぶを全て覆うので、オーバーイヤーヘッドホンを名乗れる。
ただ耳が大きい人にはややキツいかも知れない。
・操作性 9点
右ヘッドホン外部をスライドタッチで直感的に操作出来るので便利。
ただ音量の上がり下がりが分かりにくい。
タッチ操作時にクリック音が鳴れば10点だった。
物理ボタンはANC(アクティブノイズキャンセリング)と外音取り込みボタンとマルチファンクションが分かれていて使いやすい。
※最重要!販売価格について
価格変動が大きく通常7000円~3000円までをウロウロしている、ちなみに最安値は脅威の1800円。
6000~7000円でそこそこの音質とノイズキャンセリングを期待して買ったなら、音質の悪さに愕然とするレベル。
3000~4000円でノイズキャンセリング目当てで買ったなら、音質の悪さは(この程度なら)許容すべきだろう。
(他には仕様の怪しいNC付き中華ワイヤレスヘッドホンしかない為)
正直買った値段で星評価は分かれると思う。
6000~7000円で買っていたら★★☆☆☆、5000円で買ってたら★★★☆☆ぐらいだろう。
私は3200円でノイズキャンセリング目当てで買ったので★★★★☆の評価にした。
これを1800円で買えたら、音質はその価格相応だからNC付きってだけで★★★★★の評価をするだろう。
買うことになった経緯と詳細レビュー
今まで愛用していたAnker Soundcore Q10が購入から1年半を過ぎ、ボロボロになったので代わりの物を買おうと思ったのです。
ちなみにQ10は当時3000円程度で買い、1年半持ったので費用対効果は十分です。
候補を絞った中で同じ3000円程度まで価格が下がっていた、Amazonブランドの『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』を購入しました。
対応コーデックはSBCのみです。
なぜならAACに対応していたとしても意味が無いくらいの低音質だからです。
ハッキリと分かるこもり気味の音質で最初はSBCのみ対応の所為かともおもったのですが、AACに対応している他の製品をSBCで接続してもここまで悪くならなかったのでコーデックの所為ではないでしょう。
具体的に言うと、迷わず窓から投げ捨てたくなるほどのクソ音質…とまでは言いませんが、有線ヘッドホンの1000~2000円相応でアタリでもハズレでもない音質です。
ホームセンターやディスカウントストアで売っている、低価格のノーブランドヘッドホンを想像してもらえると分かりやすいかも?
音質を期待するならばお気に入りの中国ブランドか、もっとお金を出して定番ブランドのワイヤレスヘッドホンを買った方が幸せになれます。
ノイズキャンセリングが欲しくてもEonoは7000円出すような音質では無いので、同じ7000円出すなら『Anker Soundcore Q20i』を買った方が絶対に良いです。
音の解像度は高くないですが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)がある事を前提にすればどの音域も聴き取りやすくはあります。
ANC使用時と非使用時の音の変化が少ないのは良いですね。
(10年ぐらい前買ったWALKMANは、NCをONにするとハッキリとホワイトノイズによる音質低下が分かったので常用はせず、掃除機がけや電車に乗るときのみのみ使用したものです)
イヤーパッド外径は約10cmです。
内径は約6cmで耳たぶ全体を包み込んでくれるので『オンイヤーヘッドホン』ではなく、一応『オーバーイヤーヘッドホン』を名乗れるレベルです。
『4000円以下で買える』『まともなメーカー』『音質そこそこでノイズキャンセリング&外音取り込み&オーバーイヤーヘッドホンが欲しい』というのであれば、Eonoほぼ一択でしょう。
安いときは3000円程度で、投げ捨て価格時は1800円で売られた実績があるので、その価格帯で買えれば相対評価は高くなります。
音質を求めるなら例え1800円でも絶対に買ってはいけません。
ノイズキャンセリングさえ無ければ、音質でこれに勝るヘッドホンはいくらでもあるでしょうから。
値段の8割をノイズキャンセリングと外音取り込みとタッチ操作に割り振った製品だと考えるのが妥当です。
96kbpsのmp3音質でも良いから、NCが付いていて操作性の良いヘッドホンが欲しいというのであれば『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』は4000円ぐらいまでは出す価値があるでしょう。
私も本当はソニーやオーテクのが欲しいんですけど、ANCや外音取り込み機能付きのワイヤレスヘッドホンでこの価格帯(3000~4000円)はあり得ないので、次買うなら実績のあるAnker Soundcore Q20iかその後継機に6000~7000円出す事になると思いますね。
せめて128kbps mp3程度の音質さえ有ればなぁ…。
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