タイトルの通り、まずは見て欲しいのはASCII×AMDのこの記事です。
【「Ryzen 7 5700X」〜「Ryzen 3 4100」まで、新たな廉価版Ryzenを現行/旧モデルと一斉比較 - 3ページ目】
こちらにて報じられている各種ベンチマークでは『機材の個体差の範囲』だと度々注釈が添えられていますが、日本でも4月に投入される予定のRyzen 5 5600とその一ランク上の性能を持つRyzen 5 5600Xがベンチマークでほぼ変わらない数値を出しているという点です。
記事を見るに同じ数値をたたき出しているにもかかわらず、消費電力は順当に5600が5600Xを下回り、エンコード時のCPU温度も5600が5600Xよりも明確に下回っています。
それどころかベンチマークの種類によっては、5600が5600Xを誤差程度ながら上回る結果すら出ています。
それを抜きにしてもCPUパワーの影響が出やすいゲーム『Rainbow Six Siege』以外ではほとんど5600と5600Xで明確な差がありません。
それこそ重い『Forza Horizon 5』に関してはその性能において誤差と呼べる程度の違いしかなく、消費電力と温度という点で5600は5600Xより優秀で他の数値は5600Xと同等…つまり5600Xより価格対性能比では5600の方が優れているという結果が出てしまっています。
2022年4月13日現在の現在のRyzen 5 5600Xの価格は税込33500~35000円、日本には4月中旬に投入されるRyzen 5 5600の価格は税込2万8800円。
つまりRyzen 5 5600Xとほぼ同じ性能で消費電力が低く、発熱も抑えられたCPUが4500~6000円安く手に入ることになる訳です。
信じられませんよね?
私も信じられません…というか先日Ryzen 5 5600Xを買ってしまった私は信じたくありません。
ですがこちらのPassMarkのベンチマークは残酷な事実を伝えています。
ご覧の通りRyzen 5 5600Xと5600のベンチマーク差は誤差レベルでしかなく、価格は見ての通りRyzen 5 5600がしっかり安いのです。
この数値を見る限り個体差とか環境差ではなく、価格対性能比ではRyzen 5 5600が優れているであろうことは間違いありません。
うーん私泡吹きそうです。
「もうちょっと待って5600を買えば良かった」と心の中で後悔が渦巻いています。
スペック上では5600Xと5600で動作周波数こそ違いますが、これらを見て今更5600Xを買う人はいないでしょう。
逆に性能がほとんど変わらない5600に合わせる形で、5600Xの値下げもあり得るかも知れません。
流石に1000円~2000円程度の差はつくかも知れませんが、5600より数千円高い今の5600Xを買うのは得策と言えないでしょう。
コストパフォーマンスに優れた5600を待つも良し、5600Xの値下がりを待って買うも良し。
これを見た諸兄らが私のように焦って5600Xを買って、あとでガッカリするような事態にならないようにならないことだけを祈るばかりです。
2022年4月13日現在
楽天市場でのRyzen 5 5600Xの最安値は32828円
AmazonでのRyzen 5 5600Xの最安値は32104円 (Amazon発送でも中抜き被害報告があるので要注意)
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