みなさんこんばんは
愛知県豊田市にある
剛鍼灸院豊田です
今回は
最近相談が増えてきている
「起立性調節障害」についてお話していきます
◆起立性調節障害とは
心臓の働きや体温調節 消化活動
などを自動的に調節している
自律神経(交感神経と副交感神経)
の調節がうまくいかなかったり
調節するのに時間がかかってしまい
立ち上がったときに
体や脳への血流のバランスが
崩れてしまう病気です
思春期を迎えるお子さんに
多く見られる病気で
この時期は第二次性徴期といわれ
体の様々な機能が大人へと変化していきます
急速な体の成長に自律神経の調節が追いつかず
自律神経のバランスが崩れることで起こります
◆起立性調節障害のタイプ
起立性調節障害とひとことでいっても
現れる症状はそれぞれです
その症状と病院での検査の結果から
さらにタイプが分けられています
①起立直後性低血圧
このタイプは立ち上がった直後に
血圧が著しく低下してしまうタイプです
血圧がなかなか回復せず
頭への血流が低下することで
立ちくらみやめまいなどの症状があらわれます
一番多いタイプです
②体位性頻脈症候群
このタイプは
立ち上がったときの血圧の低下はなく
心拍数が上昇するタイプです
心拍数が増えることで
ふらつきが現れたり
倦怠感 頭痛などの症状があらわれます
③血管迷走性失神
このタイプは
立っている時に突然の血圧低下が起こり
頭の血流不足によって
突然意識がなくなったり
薄くなったりするタイプです
最近では少ないかもしれないですが
学校での全校集会などで
長時間立っていると
女の子が急に倒れたりするイメージです
この
血管迷走性失神は
起立直後性低血圧や体位性頻脈症候群の
タイプでも起こることがあります
④遅延性起立性低血圧
このタイプは
立ち上がってすぐは問題ないのですが
立った姿勢のままでいると
段々と血圧が低下しはじめるタイプです
◆起立性調節障害に対する鍼灸治療
起立性調節障害のどのタイプであっても
自律神経の働きを整えることが
とても重要になってきます
鍼灸治療では
体の表面に刺激を与えることで
反射反応がおこり
脳に働きかけ脳の血流が上昇して
自律神経の働きを整えます
リラックスして休んでいる時は
副交感神経がしっかりとはたらき
立ち上がったり体を動かすときは
交感神経がしっかりとはたらく
体をつくっていきます
「はり」と聞くだけで怖いと感じる
お子さんもいるかもしれませんが
お子さん用の
刺さないはりを使用していきますので
ご安心ください
起立性調節障害は
お子さん1人で解決できるものではなく
ご家族だけが頑張っても解決になりません
お子さん・ご家族・治療者
三人三脚でできることからやっていきましょう
不安なこと わからないこと
たくさんあると思います
まずはご相談ください
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突発性難聴・メニエール病専門
逆子・不妊治療専門
頭痛・腰痛専門
剛鍼灸院 豊田 豊田市大林町15-6-5
Tel:0565-27-4689
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