古今東西、浄化には必ずお水が用いられます。
キリストは、バプテスマのヨハネから洗礼を授かりました。
洗礼には、全身浸かる方法や頭にお水を灌ぐなどがあります。
罪穢れを無くし、神の子としての新しい命を授かる証です。
密教では、洒水加持という作法で身体のお浄めをします。
洒水加持とは、洒水器の水に降りてくださった
仏様のお力を棒を使って参拝の方の頭上に注ぎ
煩悩や厄災などの罪穢れを払う作法です。
神道でも、水垢離をしてから神様の仕事をします。
一般の人でもできるお浄め方法があります。
例えば、伊勢神宮内宮の参拝の場合では、
手水舎の後に五十鈴川の川岸に向かいます。
携帯を川に落とさないようにしながら、
涼やかな五十鈴川の中に両手を入れて、
祓えの神様「瀬織津姫様」から
大浄化のお力をいただくのです。
祓えの言霊を唱えると心身の全てが
一気に浄められていきます。
お浄めには絶対に欠かせない
清らかなお水は
大切な神仏からの恵みです。