「心だに誠の道に叶ひなば
祈らずとても神や護らむ」
京都の北野天満宮の主祭神として
お祀りされています菅原道真公の和歌。
日本経済新聞社刊「私の履歴書」
昭和の経営者群像 5 の中で、
出光興産社長の出光佐三氏の
自伝の中に出てくる古歌だ。
出光氏の「私の履歴書」には、
世界遺産に登録された「宗像大社」の
素晴らしいご神徳を受けて
非常にいい恵みを授かっていた
感謝のお話が紹介されている。
太平洋戦争中、
中国、朝鮮、台湾、南方で
1,000人もの人が働いていたのに
一つの戦渦も受けなかったこと。
東京では自分のビルだけ焼けずに残ったこと。
上海の石油の貯蔵タンクを
たくさん持っていたが
爆弾が落ちたのはカラのタンクだけ。
油の入っているタンクには
一つも落ちなかったことなど。
こんなことって本当にあるの?って
いうくらいに奇跡的なご加護の数々。
天神様の古歌の示す通り、
「至誠」を貫く生き方をすると
神様に祈らなくても守られるんだ
と信じるに足る事実で説得力たっぷりだ。