ヲタ系の人間は、あまり政治なんかに興味無いと思われているんやないかと思いますが、自分は子供の頃から、早く選挙権が欲しいと言っていたもので、今でも政治ブログやニュースはよく見に行っています。
昔は、国会中継も見ていたんやけど、あまりの罵詈雑言の酷さに、気分が悪くなって見なくなりました。
今日、mixiのニュースを見てみると「ナイナイ岡村、AKB48峯岸みなみの丸坊主騒動めぐり内情暴露」との記事タイトルが。
で中を見てみると「この汚い汚い芸能界に人権もクソも無いんですよ、そんなの存在しないんです。」とラジオで発言したとの内容が載ってる。
タイトルの「内情暴露」に引かれて見た内容が、こんなとんでも発言だとは・・・、ちょっとタイトルに偽りありの誘導的過ぎますね。
ラジオでの発言を直接聞いたわけや無いんですが、この記事だけ見ると、非常に危険な扇動に見えるよ。
また、この記事に関するmixi日記をざっと見ただけでも、その影響がわかる。人権が無いのを肯定してたり、人権に対して、権利には義務が伴うなんて噴飯ものの内容がずらり。
人として生を受けた限り、人権は持っているのであって、なんらかの義務と引き換えに与えられているものでは無い! これが全く理解されていないことに驚愕します。
前後の内容からいってもこの場合では、「人権は無い」ではなく、「人権が著しく制限されている」もしくは「人権がないがしろにされている」と言った方がふさわしいのに。
こんな表現をしていたら、「人権」は元々持っておらず、誰かから与えられるもので、しかも「義務」や「責任」が伴うなんて、何かと引き換えにしなくては持ってはいけない、なんて錯綜した思考を植えつけられんやないかいな。
こう言うと、たかがこんなことで、とよく言われるんやけど、“千畳の堤防も蟻の一穴から崩壊する”、との例えでわかるように、ほんの小さなことの積み重ねが、大きな力になって、崩していく。
まして、そこそこの年齢や経験を重ねている人物が発言した場合、蟻の一穴どころか、象の一踏みぐらいの影響がでてくる。
日本の社会の中では、人権と引き換えにして、別の権利(利益)を得ているのも実状としてはあるが、それを全肯定してしまっては、易きに流されて変えていく努力を放棄しているとしか思えない。
また、先の動画に見られるようにAKB商法は、催眠(扇動)商法のように、一見売り手が損をしているように見せかけて、実は消費者が多大な損害を被る構図に見えてくるので、余計にうすら寒い限りではあるのだが・・・。
なんか、全体的に変な方向に行っているなぁ。
個々人がユニークな存在である限り、考え方が異なるのは当然やけど、大人というなら、もう少し周りに与える影響を考えて欲しいな。
なんか、こんな狡(こす)いからめ手のようなものを見聞きすると、今が、ファシズムへの流れへの岐路に立っている気がして、どこか薄気味悪いやなぁ。
自分の妄想的杞憂であることを願わずにいられないですわ。
なんせ、ファッショの社会になったら、ヲタ系の趣味は、絶望的になっちまうんでね