BUTTER読みました。
とても面白く読みましたけど、読後ものすごく疲れました。
しなくて良いなら何もしたくないほど。
実際にあった事件がベースになっています。
雑誌記者の里佳は努力して自分を律して生きています。
里佳が取材するのは、決して美人でもない、スタイルがいいわけでもない女。
こんな女のどんなところに男たちは惹かれて騙されて死ぬ事になってしまったのか。
里佳は、収監されている女と面会を重ねるうち、フェミニズムに真っ向から異を唱える彼女にのみ込まれそうになっていきます。
母娘、女同士、恋人、友だちとの関係など、
変化していくものと深まるもの。
きっと読んでいる誰もが思いあたる事があると思います。
「この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりしない。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、自分で自分を認めるしかない」
BUTTERの中の一節です。
こんな一節が響くのは私の中にもまだ闘う女がいるのかと、、ちょっと笑える。
そして、もう、おばさんとよばれる私なのに
自由になるためにもがいている。
いくつになっても自分を受け入れるのは難しいです。
動きたくないけれど、、ごはん作るか。
明日も頑張ろ。