都茂小ブログ

益田市立都茂小学校のブログです。随時更新いたします。よろしくお願いいたします。

臨休徒然日誌1「独りで学び 独りで遊べ」

2020年04月22日 07時38分40秒 | 日記

本校の校訓は「よく学び よく遊べ」です。赴任してきたとき,校庭の石碑にこの校訓が刻まれているのを職員に教えてもらいました。小学校で校訓がある学校は珍しく,創立が古い学校に校訓がある傾向が強い気がします。歴史のある都茂小学校ならではの「校訓」です。

さて,21日から臨休に入り,子どもたちは自由に行動できずに,退屈?な時間を過ごしていることと思います。私のような年齢の人間にはそれも受け入れられるような気がしますが,活動期にある子どもたちには苦痛だと思います。しかしここは一番,我慢をして,感染症の収束を願うほかはありません。

校訓「よく学び よく遊べ」をもじって,この臨休中は,「独りで学び 独りで遊べ」と提案したいと思います。臨休が決まって,担任の先生方は休業中の宿題や課題を一生懸命つくっておられました。臨休中,みんなが勉強をしやすいようにと,プリントを何枚も印刷しておられました。有り難いなあと思いました。

それでも,プリントや課題をやり終えて,やることがなくなるときもあるでしょう。「暇でやることがない」と感じるときに,「独りで学び 独りで遊べ」と提案したい。小学生の間は,宿題の出され方で多いのは,「ドリル○○ページまで」「プリント○枚」「音読○回」という感じ。

私は高学年を担任することが多かったのですが,「○○日にドリル○○ページのテストしますから,準備しておいてね」という伝え方をしていました。漢字を一つ覚えるのに,10回書いたら覚えられる子がいれば,1回で覚える子,30回で覚える子とその定着にかかる回数はそれぞれですよね。音読テストにしてもそうです。

自分が覚えられるまで,自分で工夫して,どうやったら効率よく覚えられるかをさがすのが「学び」なんだと思います。「言われたことをこなす」勉強の仕方と「自分で工夫してする」勉強の仕方とでは,毎日の少しずつの差が将来大きくなっていくと考えています。例えば,高校入試や大学入試のとき,高校や大学から「問題集を○○回繰り返しやっておいてください」とは言われません。自分で自分のやり方を見つけて学習内容を身につけていく工夫をしないと,得点は望めません。

この臨休中,学校に来ている時よりも「暇」だと思います。ゲームを飽きるまでして,その後どういう感じがするのか,何にもしないで過ごして,テレビをずっと観ていて,プリントをしていて,お手伝いをしていて,,,。その後に残った「感じ」が満足できるものかどうかが大切だと思います。

こんなことを言う私など,毎年夏休みの前には立派な「めあて」を立てるのですが,できたことは1回もありませんでした。偉そうなことは言えないのは重々承知の上で,みんなの臨休が,「独りで学び 独りで遊べ」になることを祈っています。


再びの臨休

2020年04月17日 17時19分00秒 | 日記
残念なことに、せっかく学校を再開して、新入生を迎えて、六年生がリーダーシップを発揮して、それぞれ新しい学年に進級して、やる気に満ちていたのに、本当に残念なことに、再びの臨休となります。

普段なら、お休みと聞くと心が躍るわけですが、今回ばかりは少し、いや大いに、心持ちが違いました。

ある子が、
「残念で悔しい気持ちが沢山あって、少しだけ嬉しい気持ちがあります」
と言いました。

残念でなりませんが、大切な自分の生命、大切な人の生命を守るために、ここは我慢のしどころです。

臨休の期間、どうか健康に気をつけて元気で過ごしてください。
そして、この状況をみんなで乗り越えて、早く学校に子どもたちの歓声が戻ってくることを祈ります。

保護者の皆様、地域の皆様、再びの臨休で、また多大なるご迷惑を、ご心配をおかけします。
どうかよろしくお願い申し上げます。

六年生の姿

2020年04月15日 18時29分00秒 | 日記
新年度が始まって、私が一番注目しているのが、六年生の姿です。
全ての活動において、彼らはリーダーシップを発揮することを求められています。
小学校で、五年生と六年生とは全く違うポジションにあるのです。

毎朝の集団登校の班長は六年生です。今朝は、はるか遠くから大きな朝の挨拶が聞こえてきました。
六年生の班長が、皆を整然と連れてこないと、大きな声での挨拶は生まれません。

給食準備のときは、六年生が率先して、まだ来てない子や当番の子の配膳をしています。職員の給食も運んでくれています。

私が目にする場面は、この子らの学校生活のほんの一部分でしょう。他の場面でも、もっともっとリーダーシップを発揮していることと思います。

六年生は学校の顔です。六年生が本校のイメージを決めると言っても間違いないでしょう。

この数日、六年生の姿を眺めながら、頼もしく有難く感じています。