久しぶりの釣行記録である。
正月近くに行って以来、本年2回目の釣行なのだが最近ではこんなに間を空けた事は無かった。恐らく魚とか空気とか水とか相手にするものは全て春のそれに変わりつつあるだろう。
そんな期待をうっすらと持ちながら道具を整理し車に積み込むのだが、何かうまく言い表わせないがそんなウキウキした気持ちは魚釣りはもうその時点から始まっているという事なのだろう。
会社を早めに抜け出したのに、途中の寄り道が悪かったのだろうが現場に着いたのは20:00を回っていた。早速ポイントで始めてみるが全くと言ってよいほど魚の気配が無い。今回は新しいロッドのテストでもあるのでなんとか魚に口を使ってもらわないといけないのだ。
遠くに街灯が海面を照らしているところが気になっていた。近づいてみるとピチャピチャと何かが水面で捕食活動をしている模様。水深は浅いようで船道以外は砂地の底が丸見え状態。目がいい人なら魚の正体まで見えるんじゃないかというぐらいの明るさなのだが残念ながら自分には見えないので正体を確かめてやろうとルアーの選択に入った。
始めはソフト系で試したがチェイスもしてこない、次にハード系を試すと水面近くで何度かチェイスするもロッドまで感触が伝わってこない。それならばと水面のみに狙いを絞ってサイズをワンサイズ落としてみるとこれが正解だったようだ。威勢の良いバイトがロッドに伝わると同時に水面が炸裂(ちょっとオーバーです)した。魚の正体はセイゴ。28cmといったところ。
連続して5匹まで掛かったのだがその後はすれてしまったのかルアーへは反応してくれなくなってしまった。それでも捕食活動はまだ続いていて上手い人ならまだ何とかなるのだろうが自分の腕ではそこまでだった。後ろ髪を引かれる思いも少しあったが狙いはメバルだった事を思い出しポイント移動とした。
移動先で仮眠をとっていたら案の定寝過ごしてしまい日の出写真を撮るはめに。近くにはシーバス狙いのベテランさんがいたのでこのポイントもそろそろシーバスが入っているのだろう。次回寝過ごさなかったらシーバスとメバルの両方を狙った組み立てで再チャレンジしてみようと思う。