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氷雨/降水、空から降ってくる氷の粒のこと。
特に冬季に降る冷たい雨のことを示す季語[連歌、俳諧、俳句において用いられる特定の季節を表す言葉]として用いられている。気象学で定義された用語ではない。気象学では、氷の粒の直径が5mm以上のものを雹(ひょう)、5mm未満のものを霰(あられ)と呼ぶ。季語としての言葉、文字は季節を喚起した詩情を具体化する役割を担っていて「季題」として氷雨(ひさめ)は定着している。
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短歌の会の例会では前回の例会に出された「季題」に沿って作ってきた出席者全員の歌をプリントアウトして、個々の出席者がその中の歌群の中から1歌を選んで、集票し、票が多い順に批評し合う。歌の作者も歌を選んだ投票者も無記名。誰の歌かが分かるのは次の月の歌会報告で。
背を向けた君のうなじに降りかかる 氷雨構わずスイスイと去り―――竜翠
歌だけだと少し色っぽい情景ですが *[⌒◎⌒]*
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