さて久々のCDレビューは、(日本チームの結果は別として...^^;)サッカーのワールドカップで盛り上がるブラジルものから...(^^)
我が国の第一人者「小野リサ」さんがデビュー25年目を機に、原点に立ち返りブラジルのサンバ、ボサノバの名曲を取り上げたというコチラ... ♪
■ Lisa Ono / Brasil (Drea Music, Japan, MUCD-1296, 2014)
01. Upa Neguinho (Edu Lobo / Gianfrancesco Guarnieri)
02. Eu Quero un Samba (Janet de Almeida / Haroldo Barbosa)
03. Mas Que Nada (Jorge Lima Menezes)
04. Tim Dom Dom (Codo / Joao Mello)
05. Lapinha (Baden Powell / Paulo Cesar Pinheiro)
06. O Cantador (Dori Caymmi / Nelson Motta)
07. Bim Bom (Joao Gilberto)
08. Reza (Edu Lobo / Ruy Guerra)
09. Sa Marina (Pretty World) (Antonio Adolfo / Tiberio Gaspar)
10. Bossa na Praia (Beach Samba) (Peri Ribeiro / Geraldo Cunha)
11. Chove Chuva (Constant Rain) (Jorge Ben)
12. Roda (Gilberto Gil / Joao Augusto)
構成的には、ピアノトリオにギター、パーカッション、曲によって控えめなホーンセクションが入るといったもので、至ってシンプルな創り(^^)
ただしそれがリサ姐のリードとコーラス陣と掛け合いを逆に惹き立てる効果を生んでるようで、心地よいことこの上なし(^^)
冒頭にふさわしく楽しく軽快に進められるエドゥ・ロボの「01」に始まり(^^)、『Joao Gilberto (1973)』で知られる「02」、
高速で演奏されることが多い「03」もリサ姐にかかると、まったり感いっぱいだし(^^)、『Jorge Ben / Samba Esquema Nova』で有名な「04」、「Barden Powell」の「05」、『Dori Caymmi』の「06」、
やっぱり『Joan Girberto / Chega de Saudade』が有名かな?の「07」、先日紹介した『Norio Maeda meets Tin Pan Alley / Soul Samba Holiday in Brazil』でも取り上げられていた「08」、
アルバム『Pretty World』に収録ヴァージョン(なんたって打ち込みでしたから...)とは趣向をガラリと変えた「09」、『Astrud Gilberto / Beach Samba』で有名な「10」、
『Sergio Mendes & Brasil 66 / Equinox』はじめ、けっこう取り上げられることが多い「11」、そしてラストは『Gilberto Gil / Louvacao』収録のブラジル感いっぱいの「12」と、最初から最後まで捨て曲な~し...(^^)
というわけで、この夏のヘビロテも間違いな~し... ♪
【以下は新譜インフォより】
1989年のCDデビュー以来、自他作のオリジナル曲やブラジル及び世界の名曲を心地好いボサノバのリズムに乗せて清涼感溢れるヴォイスで歌い、日本のブラジリアン・ミュージック・シーンをリードし続けてきた小野リサがデビュー25年目に発表する本アルバムは、原点に立ち返りブラジルのサンバ、ボサノバの名曲を取り上げたファン待望の作品。今年6/12から始まるサッカー・ワールドカップ ブラジル大会や2016年のリオ・デ・ジャネイロ オリンピックで、世界の注目がブラジルに集まる中でのタイムリーなリリース。・ジョビン・ファミリーとして活躍した奇才、マリオ・アジネーのアレンジにより、リオのミュージシャンとレコーディング。
デビュー25年目(2014年時)を迎えた小野リサによるブラジリアン・ミュージック・アルバム。ブラジルで生まれ、10歳まで過ごしたという彼女の原点に立ち返り、ブラジルのサンバ、ボサノヴァの名曲を全曲ポルトガル語で放つ作品。奇才、マリオ・アジネーのアレンジにより、リオのミュージシャンとレコーディングした1枚。
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