さて今回もサッカーW杯の熱戦が続くブラジルの新譜ものから...(^^)
登場するのは、1941年2月生まれというから現在「73歳!」というブラジルの御大「Sergio Mendes」の『Bom Tempo』(2010年)以来、4年ぶりとなる最新作... ♪
■ Sergio Mendes / Magic (Okeh, USA, 88843066322, 2014)
01. One Nation (featuring Carlinhos Brown)
02. My My My My Love (with Will.I.Am featuring Cody Wise)
03. Don't Say Goodbye (featuring John Legend)
04. Sou Eu (featuring Seu Jorge)
05. When I Fell In Love (featuring Gracinha Leporace)
06. Meu Rio (featuring Maria Gadu)
07. Magic (featuring Scott Mayo)
08. Samba de Roda (featuring Alia Menezes & Gracinha Leporace)
09. Atlantica (featuring Ana Carolina)
10. Olha a Rua (featuring Milton Nascimento)
11. 11.Hidden Waters (featuring Gracinha Leporace)
12. 12.Simbora (featuring Carlinhos Brown)
まずは、「2014FIFAワールドカップ・ブラジル大会公式アルバム」にも収録されているという「01」はCarlinhos Brown」をフューチャーしているだけあって、パーカッシブかつアフロちっくな元気曲。なんでも「サッカーを通じ国境をこえて1つになろう」というメッセージがこめられているそうな...(^^)
続いては『Timeless』以降、毎回共演している「Will.I.Am」と「Cody Wise)」をフューチャーした「02」は、もちろん「ブラジリアン・ヒップホップ」風でコレまた楽しい...(^^)
そして『Timeless』収録の「Please Baby Don't」の続編(というかアンサーソング)(?)と思わずにいられない「John Legend」をフューチャーしたブラジリアン・ソウル「03」...(^^)
奥様にしてシンガーとしても名のある(『Gracinha Leporace』(1968年)が有名ですね)「Gracinha Leporace」をフューチャーした「05」は、一転して「AOR」的なナンバーで同じく彼女が歌う「11」も同趣向。それにしても夫婦そろってこの健在ぶりは圧巻というより他ナシ...(笑)
そしてその「05」から、ブラジルの若き歌姫という「Maria Gadu」(ワタシは知らんかったけど素晴らしいシンガーだわ...^^)をフューチャーした「06」、サックス奏者「Scott Mayo」(このヒトも知らない...^^;)をフューチャーしたスキャットとクィーカの音色が涼しげなインスト「07」への流れは、個人的に当アルバムのハイライトといえるもので(^^)、「セルメン」のクリエーターとしての実力を改めて実感...(^^)
他にも「Ana Carolina」がしっとりめに歌い上げる「09」、ミナスの代表格「Milton Nascimento」をフューチャーした「10」と聴きどころ満載...(^^)
いやはや、先に紹介した「リサ姐」の新作(記事は『Lisa Ono / Brasil』)に続き「セルメン御大」の新作まで届くとは... この夏はなんかイイことあるんちゃう(?)... ♪
【以下は新譜インフォより】
ブラジル音楽界のレジェンド、セルジオ・メンデス最新録音! 60年代ボサ・ノヴァ・ブームを牽引し、今もミュージックシーンで活躍を続けるレジェンド=セルジオ・メンデス(1941-)。本作はブラジルが注目される2014年6月にむけてリリースされる最新スタジオ・アルバム。ゲストにジョン・レジェンドをはじめ、バイーアの重鎮カルリーニョス・ブラウン等ブラジル音楽ファンにはおなじみのスタジアム・クラス アーティストをゲストを迎えたハッピーなコラボレーションが楽しめる1枚。全世界同時発売予定。
<参加アーティスト>ジョン・レジェンド、カルリーニョス・ブラウン、マリカ・ガドゥ、セウ・ジョルジ、アナ・カロリーナ
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