12月12日にユニバーサルから『須永辰緒の夜ジャズ アナログ復刻 5+1』としてリリースされるうちの1枚ですが...♪
コレなんかは2001年にブラジルでCD化され、ワタクシもその際に入手したクチですが、他の「3+1」(EP盤があるので「+1」なのだとか)は、過去にCD化もされていない(モノのよう)...
つまりこれは「CD化」よりも「アナログ復刻」を優先し(まあオリジナルを忠実に再現すれば「音」はイイのかもしれんが)、ターゲットを「DJ(またはソレを目指す人々)」と「オリジナル収集に躍起なコレクター」としていることは明らかで、「iPod」等を聴きながら通勤しているワレら一般の音楽ファンを排除しているようで、何気に腹立たしい...^^;
まあ個人的にはアナログも聴けデジタル化できる環境にあり、今でも購入することもあるけど、ソレは「今後もCD化を望めそうにない作品のオリジナルに手を出す時」(ただしソウル系が多いので高くても5~6千円)であり、上記のようなコンセプトのアルバム(しかも3600円もする)に手を出す気は毛頭ナイ(実際はすごく聴きたいのもあるんだけど...笑)
では気をとり直して本題...♪
■ Meirelles E Os Copa 5 / O Som (1964) (Reisue : 2001, Dubas, 325912001362,CD)
01. Quintessencia (04:14)
02. Solitude (05:36)
03. Blue Bottle's (05:03)
04. Nordeste (03:42)
05. Contemplacao (06:03)
06. Tania (06:46)
07. O Novo Som - Bonus Track (01:55)
08. Solo - Bonus Track (01:43)
09. Serelepe - Bonus Track (01:38)
・ J.T. Meirelles(J.T.メイレリス) (tenor saxophone, flute )
・ Pedro Paulo(ペドロ・パウロ) (trumpet)
・ Luiz Carlos Vinhas(ルイス・カルロス・ヴィーニャス) (piano)
・ Manuel Gusmao(マヌエル・グズマン) (bass)
・ Dom Um Romao(ドン・ウン・ホマォン) (drums)
ブラジル人のサックス奏者「J.T. Meirelles(J.T.メイレリス)」をリーダーとするクインテットの1964年のジャズ・ボッサ・アルバム...♪
ジツを言うと「HP」では翌年の『O Novo Som』を紹介しており、コレらが再発された当時は個人的に「Bossa Nova(ボサノバ)」を聴き漁っていた頃で、HPのコメントもそういった見地からのものであることは明らか(お恥ずかしい...笑)...^^;
しかしジャズ側の視点で観れば、断然コッチのアルバムなわけで...
つまり前述『O Novo Som』は、「Eumir Deodato(エウミール・デオダート)」や「Roberto Menescal(ロベルト・メネスカル)」らが参加していることやボサノバのスタンダード中心の選曲からも、狙いが「ボサノバ」そのものにあったのに対し、
コチラはサイドにブラジリアン・ジャズの重鎮を配し、全曲オリジナルの「アメリカン・ジャズ」それも「ハード・バップ」を「ブラジル人」が奏ってるトコロがミソで、どことなく漂う「ラテン・フレイバー」は絶品...^^
「Blue Note」もマッサオのバップ・ナンバー「01」、「03」、「04」、「静」から「動」への移行が「マイルス」の「'Round Midnight」を彷彿させる「02」、ミュート・トランペットが哀愁を醸しだす「05」、ヴィーニャスのピアノが美しい「06」、など聴きドコロ満載でっせ...(ちなみに「07」以降はアルバム『O Novo Som』から)
↓何はともあれ、「CD」もまだ買えるようなので、お好きなほう(左「CD」右「LP」)でドウゾ...♪
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