出版UD研究会ブログ

本にかかわる仕事をしている人と多様なニーズをもつ読者が、読書のユニバーサルデザインについて考える広場です。

11月20日(土)第30回出版UD研究会のご案内

2010-10-21 22:32:48 | シーズン4

第30回出版UD研究会
「“電子出版元年”にあらためて本のアクセシビリティを考える」
*ゲストスピーカー:石川 准(静岡県立大学国際関係学部教授)
*日時:2010年11月20日(土)14:00~17:30(受付開始13:30~)
*会場:専修大学神田キャンパス1号館3F303教室
〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/campus_info/kanda_campus/kanda_camap.html
 ・最寄り駅:都営三田線・都営新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町駅」出口A2から徒歩3分。東京メトロ東西線「九段下駅」出口5から徒歩3分。
*参加費:1,000円
*定員:200名(予約制・先着順)

日本にも何度目かの「電子出版元年」がやってきました。
電子書籍が本格的に普及することにより、これまで紙に印刷された本が読めない・読みにくい立場におかれていた人にとっての「アクセシビリティ」に ついて、配慮される可能性があり、大いに期待されます。
とくに一人ひとり異なるニーズにきちんと応えていくためには、読者によるカスタマイズがどこまで可能になるのか、「読みやすさ」「使いやすさ」 「わかりやすさ」が確保されているのかを、絶えず検証していく必要があると思います。

今回の出版UD研究会では、社会学者として多くの著作があり、また全国視覚障害者情報提供施設協会理事長も務める石川准さんをお招きし、ご講演いただきます。
OCRを活用した「ハイテク読書」の先駆者として、また自動点訳ソフト「エクストラ」 の開発者としても知られる石川さんに、今年の4月からスタートした「サピエ図書館」 やアメリカのブックシェアをはじめとする国内外のインターネット図書館の動向、国連障害者権利条約と「合理的配慮」についてお話いただくとともに、これからの電子出版と電子図書館のあり方について、参加者のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

 【ゲストスピーカーのプロフィール】
石川 准(いしかわ・じゅん)
1956年富山県生まれ。16歳のときに網膜剥離で失明。東京大学文学部(社会学科)卒業、 同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、静岡県立大学国際関係学部教授。 社会学博士。特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会理事長。
おもな著書に『見えないものと見えるもの― 社交とアシストの障害学(シリーズ・ケアをひらく)』医学書院、『アイデンティティ・ゲーム―存在証明の社会学』新評論など。
ウェブサイト「石川准・社会学とアシスティブ・テクノロジー」
http://fuji.u-shizuoka-ken.ac.jp/~ishikawa/

→51名の方にご参加いただき、ぶじ終了いたしました。



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