すっかり春になりましたね。
久しぶりの投稿になります。
年明けから楽器が不調になりリペアに出したり、大きな改造をしたりしていました。
リペアに出した楽器が散々な状態で戻って来て大変でした。
リペア先は慎重に選ばなくてはいけませんね。
改造したのはメインで使っているKoulauのテナーです。
ピックアップの交換ですがなかなか大変でした。
今まではアンダーサドルだったのですが、これをコンタクトタイプに変更しました。
まず元のピックアップを外して同じ弦高になるようサドルを作り直します。ギター用のサドルを削って各弦の弦高が交換前と同じになるようRを出してオクターブピッチも合わせます。
なかなか上手く出来ました。
さらにサドル溝の底面に配線を通す穴があいているのでこれを塞ぎます。
お茶の水のレモン画翠で3mm角のマホガニーの角材を買ってきて丸く削り底面と面一(つらいち)になるよう平面を出して押し込みます。
接着剤は振動の伝達の妨げとなるので使わないですむようピッタリ合わせます。
穴が斜めにあいているのでその角度にあわせて平面をだします。
出来るかなと思いましたがなかなか上手くできました。
分かりにくいですが4弦側に穴を埋めた後があります。
ここからが大変です。
コンタクトタイプのピックアップはセカンドファクターのAPU-2sを使いました。
このピックアップはマイク部分がアルミで出来ているので何度も貼り直しができます。
エンドピンジャックの穴はあいているのでまずそちらを取り付けます。
それからマイクをトップ板の裏に両面テープで貼るのですがこの位置決めが大変です。
数ミリ違うだけで音が変わります。
いいかなと思っても、もっといい場所と思ってはがしたら全く同じ場所に戻すのはほぼミラクルです。
両面テープも新しいのと貼り直したのでは微妙に音質に差が出ます。
四苦八苦して結局両面テープ2枚重ねしてよい場所に取り付けることが出来ました。
1枚では中域がキンキンしてしまう感じでした。
良い音にするためにはさらにプリアンプで音作りをする必要があります。
中域の調整が難しい。
アンダーサドルに比べて楽器の鳴りがダイレクトに出るので暖かみがあります。
一方、良くも悪くも楽器の個性が出るし、ピッキングも気を使わないといけないので慣れるまで少し時間がかかります。
良い音でライブが出来るのが楽しみです。
少人数でのミニライブやりたいと思っています。