黒谷 ヤマメ

地底の土蜘蛛、でも明るい。
そんな黒谷 ヤマメです。

ヤマメのお腹の服が膨らんでいるのは、中に蜘蛛の足を隠しているからだと言われています。
なにそれこわい。
全然明るくないなあそれ。
しかし、単にぽっちゃり系であるという可能性も微塵にはあるわけですからそれに全コイン賭けたいところ。

ヤマメの能力は「病を操る程度の能力」ですね。
気に食わない奴を死の病にさせたり、助けたいあの子を病床から蘇生させたり自由自在。
病原菌を操っているのか、はたまたオカルト的な力で直接病気にさせるのかはわかりません。
ただ、蜘蛛というのは見た目と反して綺麗好きですから、後者の方である可能性が高いです。
アシダカグモなんかはGハンターとして有名ですが、あの見た目に反して体はいつも自ら分泌した消毒液で消毒しているので人間よりも綺麗。
というか人間が汚い。
Gに匹敵する汚さ。


「アシダカグモはGの一番の天敵として知られた生物で、目の前にGが通り掛かる度に仕留めにかかるという勤勉性を持つため、この蜘蛛が2～3匹家にいるとGは半年でその家から完全に絶滅するという。
　基本的に臆病で、人間が近寄ると素早く逃げようとする他、毒も持たない、体は常に清潔である等、人間への目立った害はほとんどない。

　Gが神の失敗作だとすれば、アシダカグモはその失敗作に苦しめられている人類を救うために神が作り上げた救済措置であろう。
　だが、神は考えた。Gは本当に失敗作だったのだろうかと。所詮人類もGのような存在なのではないかと。
　故に、神はアシダカグモの姿を醜い姿へと作り上げた。
　そう、人類の天敵であるGを抹殺し、人類には決して危害を加えないアシダカグモを、人類はどう扱うかを試したのである。
　結果は、神の危惧した通りとなった。人類は「見た目が醜い」との理由だけでアシダカグモを『不快害虫』に指定し、迫害を繰り返した。
　アシダカグモは人類の味方として迎え入れてもらえなかったのである。
　この結果に神は落胆し、所詮人類などこの程度かと肩を落とした。そして、神は人類に2つの罰を与えた。

　1つ目は、人類が生き続ける限り、永久にGの害に苦しみ続ける罰。
　2つ目は、どんなに人の役に立とうとも、見た目が悪いものは決して救われないという罰。

　とはいえども、人間自体がしぶとく地球上にのさばるGと紙一重の生命体なのだから、Gを駆除するために生み出されたアシダカグモを恐れるのは本能として至極当然の事なのである。」


というわけで、我々人類には２つの罰が科せられています。
「ただしイケメンに限る」
この言葉は、蜘蛛から送られたメッセージです。
あなたが何億回良い事をしようとも、イケメンor美女ではない限りその行為が報われる事はありません、という事。
もちろん私は、そんな悲しい世の中にならないよう祈ってます。
もちろん、自分の為に。


最後に一つ言っておきますと、属性アイコンにつけた「神曲」は別にGod of Musicじゃないですよ。La Divina Commediaです。
ええそう、厨二病名称ではありません。もし厨二病に見えるとすれば、それは私がそうなのではなくこれを作ったダンテ・アリギエーリが厨二病という事です。
しかしながら、ルネサンスの先蹤となった作品ともあろう大作がそんなはずもないので、そんな事はなかったという事です。



≪属性アイコン：荒絹 - 神曲アラクネー≫




≪☆：瘴気 - エアロゾルの病≫




≪枠：地底 - トゥオネラの暗い川≫




≪カード≫