十六夜 咲夜 3

十六夜 咲夜です。
完全にして瀟洒。

ようやく、冬休み明けのレポート提出→試験のフルコンボから脱出できました。試験明けのテンションって凄まじいよね。
徹夜続きだから本当は眠い。眠いし、疲れてる。でもテスト終わってテンション上がりすぎてて眠れない。眠いけど眠れない。
今まさにそんな感じなのですが、これが俗にいう空元気です。瞼が重いけど頭は冴えてる的な。
今回のテストは、「全く勉強していない状態で、１日徹夜してどこまでいけるか」というのを検証してみました。
やっぱり前日じゃダメだよね。そりゃそうか。でも前日じゃなきゃやらないよね。

そして思うのは、時間止められたらいいよなぁということ。
咲夜さんの能力は、「時を操る程度の能力」です。うちにも咲夜さんみたいなメイドがいれば…っ。
時を操る、というと大別して「時を停止させる」「時を戻す」「時を進める」があると思います。
よくあるSFでは、時の流れと物理的現象は連携していおり、時を進めれば未来に、時を戻せば過去に行くことができる。その際、割れた壺は元に戻り、籠の中の卵は羽化して大空を飛んでいるわけです。
１秒ごとに、我々の身の回りの状態は変化しますから、時の流れが一方方向である場合において、時の流れと物理現象は連携しているように見えるでしょう。
しかし実際は、物理現象が生じる空間と時間という概念が流れる空間は別々ですので、もし時間を元に戻すことができても、割れた壺は元には戻りませんし死んだ人が蘇ったりもしません。
また、時間を戻せば擬似的に過去に行けるのは間違いないですが、それは時間空間上で過去に行ってるだけで、我々が見ている世界は１秒前とあまり変わらない世界です。
2012/01/20という時間を2012/01/19という時間に戻すことはできますが、その場合でも世界はなんの変化もない。新聞の日付は2012/01/20のままでしょうし、単に時間概念だけが逆戻り。虚しいですね。
時間を進めてもまた然り。時間という概念だけが先に行くだけで、我々の身の回りには一切の変化がないでしょう。

時を止めるとどうなるか。先程の通り、物理空間と時間空間は別ですので、我々の世界は相変わらず忙しそうにしているに違いありません。そうして世界が進んでいく中、時間だけが止まる。
とすれば、時間空間から見た場合、時を止めて一定時間後に再開した場合、擬似的に未来に進んだことになります。

時間というのは概念ですから、物理空間と連動していないのは当然でしょう。もし、「今日2012/01/20を、0001/01/01と定めよう！」として世界がそうした場合、時間は約2000年ぶん遡った事になりますが、貴方の身の回りには何の変化もないのです。
時を操ると能力というのは、そういった人々の概念を自分のいいように操ると言う事です。もしも人間が時の流れというのを、物理的現象から見て相対的に推し量っているのではなく、何らかの器官でもって絶対的に感じているのだとしたら、時という概念を操作する事によって、「時間が進むのが遅い・早い」という感覚系を操作できるという事です。
我々はよく、楽しい時間は早く過ぎ、退屈な時間は遅く感じるといいますから、時の流れを感覚で感じているという部分もあるでしょう。とすれば、この感覚を操る事はその人の世界に流れている時間を操作することになります。
現実世界には何の影響もありませんが、その人にとっては世界に流れる時間があたかも変動したように映ることでしょう。

もっと前から勉強してればよかった。



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≪☆：銀舞 - シルクリフ・ディネ・SAKUYA≫




≪枠：悠久 - 変化と時の不可逆≫




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