馬ふるる

血統からの出資理由

先日、新規出資が決まったガーネットチャームの19。

評価だだ下がりのモーリス産駒にあえて出資するのがどう出るか、来年の今頃が不安でなりません(笑)

そこで、来年や再来年になって私の何が正しくて何が間違っていたかを検証していくために、ガーネットチャームの19に決めた経緯を血統や馬体面などから記しておこうかと思います。

こちらがガーネットチャームの19

※G1サラブレッドクラブのWebサイトより

まずは血統面から。

モーリス産駒のレースを見ていきますと、今のところ“直線でスパッと切れない”印象ですよね。

てことは、馬選び的には少なくともスピードが伝わっているフシが感じられるとか馬に前向きさがあるとかでないと、ズブいだけの馬になる可能性が高く、一口出資としてはリスクが高くなりそうです。

母のガーネットチャームは、芝の1400m~1600mで3勝。母系はニキーヤ→オリエントチャームで、ニキーヤからはゴールドアリュールやゴールスキー、オリエントチャームからはペルシアンナイト、クィーンチャームが出ています。

傾向としては、代を経て芝のマイル~中距離に適性がシフトしつつあり、ガーネットチャームでさらにスピード色が上がったイメージです。

ファルブラヴ産駒だけに少しパワーもあるスピードってところでしょうか。そうした意味ではモーリスと共通する部分があります。

配合的には父に足りない何かを母で補うというよりは、父母でスピードとパワーを増幅させるわけで、タイプの異なる父母の産駒よりは安定感はありそうです。




血統面ではサンデーサイレンスのクロスが目につきますが、個人的にはむしろサンデーのクロスがない方がよかったくらいで、インブリードとしては、サドラーズウェルズとフェアリーキングの全兄弟クロスに注目しているのと、ノーザンダンサーの多重クロスに惹かれています。

特にノーザンダンサーは、父系にDanzig、ノーザンテースト、サドラーズウェルズ、リファールと4本。母系にフェアリーキング、Nureyev、ニジンスキーと3本も入っていて、ノーザンダンサーばかり(笑)

普通はここまで同系が強い配合は嫌われるのですけど、私はむしろ7本でOK!

なぜなら、カスティーリャが同じように7本のノーザンダンサーのクロスがあったから( *´艸`)

いやいや、それじゃ理由になってないって(笑)

でも、血統に詳しい人達がモーリスの失敗を予見しているのは、メジロの古い牝系にフィディオン、モガミ、カーネギーといったスピードとはかけ離れた血を配しているから。

モーリスが突然変異なんだよという考え方ですね。

おそらく正しいし、現状で決め手のない仔が多いのは、ただでさえ一発屋のロベルト系にこうした重たいだけの血がモーリス自身の良さを邪魔しているのでしょう。

それゆえに、血を覆すとしたら思いきったインブリードだったり、モーリスと似た境遇の牝馬に配合するといった方法なのかなという考えがありました。

モーリスは気性が良いわけではなかったですから、はたしてサンデーのクロスがプラスに働くかは微妙なんですけど、ノーザンダンサーの散りばめは、もしかしたら本当にアリなのかもという気がしているんですよね。

邪魔する血を薄めるみたいな?

日刊競馬のOさんが、モーリスには母父にスペシャルウィークが良いという持論があるそうですが、言わんとしていることは何となく理解できますもの。

で、私はノーザンダンサーの多重クロスに一票(^-^)/

仮説を元に出資して検証していく。
それもまた面白いのではないでしょうか(*^^*)

ちなみに先に書いたモーリスと似た境遇の牝馬とは、“活躍馬がほとんど出ていないマイナー血統の母系から産まれた活躍馬”のこと。

こちらもカスティーリャの母であるスパニッシュクイーンがそうなんです。

ほぼ無名の父ばかりを配した地味な母系から突如現れたアメリカンオークス馬(笑)

案外、こうした似た者同士の配合が合ってたりするのかも、なんて考えているんですね。

理論的にはちょっと違いますけど、以前に友人から聞いた“J・M理論”(J・Mは人名ですがそこはイニシャルトークで(笑))というのに近いのかなあ。

その配合理論は、「血統が優秀でない牝馬に優秀な種牡馬をつけたとしてもいい仔は産まれない。繁殖レベルに見合った種牡馬をつけるのがコツ」というもの。

J・Mさんは血統評論家ではなく歴史的な名馬も手掛けたことのある生産者。私には及びもつかない経験と知識に裏打ちされた理論があって、私はたまたま人づてに触りの部分を聞いただけなのでしょうけど、参考となる部分は大きいですね。

しかしながら、その理論を踏まえてしまうと、ガーネットチャームの母系はモーリスには優秀過ぎるのかもしれません(^_^;)

まあ、母が条件馬だからOKってことにしておこう(笑)


おっと、血統のことばかり書いていたら、結構なボリュームになってしまったので、馬体に関する見解は次回にしときましょう。

ちょうど愛馬も稼働しない時期に入りますし~(自虐)

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