馬ふるる

11/22 フォーヴィスム

今日の東京で出走したフォーヴィスム。

枠入りを嫌い何とか収まったものの、スタートでは後手を踏んでしまいました。

スタート直後に内にキレ込んだりしながらも、すぐに外へ誘導し、道中は後方4~5番手のポジション。

早めに外から押し上げていくもなかなか前との差は詰まらず、4コーナーでも9番手ほどの位置でしたが、直線に向いてエンジンが掛かると鋭い伸びを見せて前を急追。先に抜け出した勝ち馬には届きませんでしたが2着でのゴールとなりました。

いかにも今回がデビュー戦という荒っぽい競馬で、4コーナーでは2桁着順もあるかというくらい前とは離されていたのですが、直線だけで猛然と追い込んでゴボウ抜き。

ゲートを含めて前半はダメダメでしたでしたけど後半はいい内容でした。

上がりはメンバー最速で、展開的にも上位勢が先団に位置していた中で唯一後ろから差してきていることからも、経験を積んでレース運びが上手になれば一つ二つ勝つのはそう難しくはなさそうです。

しかしながら、レースの前からも伝えられていたように、この馬の場合には脚部に難があって、どこで怪我をするかわからない時限爆弾を抱えているようなもの。

あくまで無事にレースを重ねていければの条件付きですけどね。

一連のサイクルの中でレースが最も反動が大きく出ますから、まずはレース後のダメージが最小限であることを祈るばかりです。

ということで、レースの振り返りはここまで。

こっからは愚痴というかクラブサイドへの意見。

まずは今日のレース後にアップされたクラブ発信の近況をご覧ください。

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  • 20/11/22 奥村武厩舎
  • 22日の東京競馬ではスタートで立ち遅れて中団後方からの競馬。流れを見て外から早めに追い上げて直線へ向き最後まで長く脚を使って追い上げるが2着まで。「入厩した時から脚元に不安を感じさせ、特に膝が危ないと思えたことからゲート練習は後ろ出し中心で、積極的にスタートを切らせるような練習はできなかったので、今回のスタートに関しては致し方ない部分もありました。ただ、実戦では出ないだけでなく、入りもスムーズではなかったですし、出たら出たでギュンっと左に張ってみたり、芝からダートへの切れ目のところで急にモコモコしてみたりと、気性的な危うさを見せました。普段は大人しくしているのですが、そういう面を持っているようですね…。今は体が利いていないからそこまで悪いこともしていないのでしょうが、動けるようになってくると難しい面を段々と強く見せてくるのかもしれません。また、歩様についても元気に聞くと“坂路でやる分には気になりませんでしたが、フラットだとちょっと気持ち悪さを覚えますね…。無事に行ってくれればいいのですが…”とも言っていました。勝ちあがれるだけの力はあるはずなので、あとは気性の成長と脚元の無事がカギを握ってくると思いますので、慎重に対応していければと考えています」(奥村武師)8月中旬にゲート試験をクリアしたあとは時間をかけて乗り込んできました。10月下旬に再入厩を果たすと、脚元の状態に波を見せることはあったもののコンスタントに調教を積むことができ、まずまずと思える状態で初戦へ向かうことができたのではないかと思います。しかし、初めてのことに戸惑いを覚えたか、ゲートの寄り付きならびに発馬、そして出てからもスムーズさを欠くところがあり流れに上手く乗れなかったのは痛かったです。早めに動いていき最後も2着まで追い上げたのですから大したものではありますが、走破時計が遅かったですし、今回の2着をどう評価すべきかは何とも言えないところです。ただ、この馬自身、課題を見せたことは今後に向けて伸びしろがあるとも言えるでしょうし、最後まで頑張れたという経験は今後に向けてプラスになるはずですから、次走以降でさらなる前進を見せてくれることに期待したいと思います。脚元を中心にレース後の反動が心配なので、慎重に様子を見てから今後について検討していきます。
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(引用ここまで)

かなりの長文ですが読んでいくとデビュー戦で2着と頑張ったというのに、ネガティブなコメントに終始していることがわかります。

調教師のコメントはレースの前、ていうか本馬が入厩してからずっと景気のいい話は出ずにここまで来ています。

おそらく素質の有る無しよりも脚元の状態を伝えるコメントが主になっているから仕方のない面もあるのかと思っています。

元々コメントが弱気な上に脚が壊れそうだから、厩舎が壊したわけではないことをアピールするための予防線を張っているといった感じですね。

私はそれでも構わないと考えています。実は問題はそこではなく、それを会員向けに表に出すクラブサイドの書き方なんです。

調教師と騎手のコメントの語尾に「…」を使い過ぎな上に、クラブの見解にすら「…」を使ってしまい、読み手に不安を与えてしまっています。

しかも中間の調教師コメントの嘆き節に反して馬は頑張って好走したのに、再び調教師がネガティブコメントを発しているわけですから、せめてクラブはコメントをフォローしなくてはいけない役回りなのに、わざわざ脚部不安を蒸し返して一緒になってネガティブな方向に乗っかっている。

時計が遅いのは確かだけど、そこは強調せずに「時計面には課題は残るが上がり最速の末脚には見所があった」とポジティブな文の締めにしないと。

netkeibaの掲示板もこのレースレポートの件で荒れていましたけど、その気持ちには全くもって同意しますね。

もし私がこんなレースレポートを書いてアップしたら、絶対に久が原友人に怒られてるよ(笑)

いいところも悪いところも包み隠さず率直に書くのは悪いことではないけれど、アップした文章の先に数百人のその馬を純粋に応援している読み手がいることを忘れてはいけませんよね。

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