長良川鉄道はJRとは別の会社じゃった。
多治見駅で、
美並苅安駅までの切符を買おうとしたら、
駅員から「美濃太田駅で一旦出て、長良川鉄道に乗り換えて」と教えられた。
美濃太田駅から美並苅安駅まで70分。
1080円。
郡上八幡のすぐ手前になる。
その郡上市美並町のヤナ場で、
アユの塩焼きを食べるのが目的だった。
一匹1100円。
目前に長良川の清流を眺めつつ、
ビールを飲み、アユを味わった。
帰り際、
気軽に声をかけてきたおじさん、
「アユの里」の社長80歳。
名はみのる君。
背は低いが、
目はきらきら、顔色は艶がいい。
とても80歳とは思えない。
うなぎと鬼退治の伝説の物語など
色々と立ち話をした。
予は
美並苅安駅で無料で借りた自転車に乗っていた。
星宮神社へ行ってきたと話すと、
温泉に行くといい、と勧めてくれた。
子宝温泉という名だったが、
そこもみのる君が経営していると言った。
割引券をもらったので、
教えられた通り、細い旧道を走って行った。
子宝温泉駅という
駅がそのまま温泉になっていた。
あるいは、
子宝温泉がそのまま駅になっていた。
入浴料500円。
後で知ったことだが、
子宝温泉駅で降りた乗客は
無料で温泉に入れた。
また、
これも現地に到着後初めて知ったことだが、
旧美並村はあの有名な円空の出身地だった。
右を見ても、左を見ても、
あの荒削りの円空仏だらけだった。
隣の板取村では夜寒いので
布団をかぶって眠るという話も聞いた。
岐阜県にもなかなか良い地域があるということが
分かった。
次回は自分の自転車で
あちこち走ってみたい。
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