墓石の側に立って写真を取った。 40年前の憧れを、 ようやく一つの形にする機会に恵まれた。 この程度かと聞かれれば、 この程度の憧れだったと答えるしかない。 ひょっとしたら、 その対象が異性の場合であったとしても、 自分の憧憬の心は、 深いようで浅いのかもしれない。 (京都 法然院にて)