泣きながら、撤退同盟

このブログの半分は、薄情でできています。。。

我が家のビデオ盛衰記(後編)

2005-11-19 | 自分のこと載せますた
この話には、前編中編があります。
その続きです。



その後しばらくして、
結婚した。

ビデオはわたくしめの方がよいモノを持っていたので(妻の持っていたのはそれこそ撮るだけの物)、
先ほどのBSとhi-fi付きのビデオを流用し、
テレビは新しい、といっても新古だったけど、三洋の少し値の落ちた22インチの物を買った。
当然ステレオ放送対応で、2画面を同時に見られる優れものだった。
BSチューナーは付いていなかったけれど、
住んだ場所が、住宅公団がアンテナの見栄えと難視聴対策向けにテレビのケーブルを張り巡らせた団地の中だったため、
BSチューナーの必要は無かった。
スカパー全盛で、もうすぐBSデジタルが始まろうとしている頃、
やっとモニターではなく、ちゃんとしたテレビを見ることができるようになった。
ラジカセの貧弱なスピーカーで無理やりテレビの音を聞かなくても済むようになったのであった。


その後、
子供も大きくなり、色々なビデオを自分で見るようになったが、
寄る年波には勝てなかったか、
ついにBSとhi-fiの付いたビデオデッキは、その歩みを終えることとなった。
テープを入れてもまったく動作しなかった。
しばらくの間、入れたり出したりを繰り返し、だましだまし使っていたものの、
さすがにヘッドクリーナーも何も受け付けなくなった。
買ってから10年たっていたもんなぁ~。




で、
ここからが今日の本題、今までのは全部本題のための枕でした!(笑)


冒頭に戻る。


ついに我が家もハードディスク内蔵DVDデッキを買った。
でも、
今まで撮り溜めていたビデオや、購入したビデオは
当然ながらDVDデッキでは見られなくなる。
妻は糞ニーの、
VHSもDVDもハードも入った物を見て、安さにほれて、これを買うという。
でも前述したとおり、糞ニーの製品は壊れやすいのでいやだと言うと、
「これは壊れないかもしれないじゃん」などと屁理屈をこく。
安物買いの銭失いだけはしたくないのだが、そこの所妻はいつも平気で安物を買って、飽きると捨てる。
価値観の違いだからしょうがないのだけれども、このところはどうしても譲れない。


その時、歴史は動いた(笑)。


子供がぐずりだしたのである。

しょうがなくあやしながらヤマダ電機の中をぶらつくと、
ちゃんといまだにVHS専用機があった。
値段はピンきりだったが、安いものは1万円を切っていた!
これだ!

で、我が家の出した決断とは、
  • 今の時代1秒録画のできるハードディスクは、欠かせない。 妻の仕事の資料としても、「あ、今撮りたい」と言うときに撮れるハードディスクは必要。
  • その撮ったものを外に出すにも、映画を見るにも、DVDは欠かせない。 PCで再生はできるものの、テレビで手軽に見てみたい。
  • できるだけ安くて高機能。
  • ビデオはかさばる上に画質もそれほどよくないので、今までの資料の再生のためには買うが、これから録画をすることは無いので、 別に再生専用機でもよい。機能は色々付いていてもいなくてもよい。

ということで、
ついに我が家もハードディスク内蔵DVDデッキを買った。



ビデオデッキも、糞ニーの8900円の特売品を買った。



糞ニーではあったけど、将来に渡って未来永劫使うつもりが無いので、
ビデオに関しては「安かろう悪かろう」でも目を瞑る事にした。
事前にリサイクルショップに下見をして、
中古ビデオデッキ(色々と難癖の付いている)が1万円前後で売られていることを考えれば、
新品で1万円以下は買いであろうと、決断したのであった。



かつて家電の主役だったビデオデッキ、
その攻防をめぐっては、長年にわたるかの有名なベータvsVHSの争いもあったものの、
いまや完全に脇役、いや、端役に成り下がったビデオデッキ。

「ドッグイヤー」と称されるほど移り変わりが速い流れの中、
かつての家電の主役は、
レコードのターンテーブルのように、
静かに消えてゆくのだろうなぁ~。

というのが、
この長いお話の結論でした。
(結論こんだけ?)


それにしても、買い換えるのがもう少し遅かったら、
それこそターンテーブルのように貴重品になって、
逆に買えなったかしらん?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が家のビデオ盛衰記(中編) | トップ | アドベントを迎える前に »

コメントを投稿

自分のこと載せますた」カテゴリの最新記事