泣きながら、撤退同盟

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ラブリフレイン

2019-10-01 | paradaise weekend!


いやあ、面白かったです。
マンガ原作、アニメの実写化と言えば
大抵は「原作レイプ」「クレームの嵐」なものですが、

・あのアニメはやってる・・・・実写化すればいい!ってのは、たぶん逆で、
「アイドル(タレント)事務所が五月蠅いから適当に主役映画作ろう」→「適当に有名な作品なら宣伝費かからないから、アイドル(タレント)が演技下手でも適当に売れるだろう!原作ファン?なにそれ美味しいの??タレントのファンが見に来ればそれでOK」なんだと思う


映画は誰のもなのか



いやいや、けっこう面白かったです!

少なくとも
実写化された「ニセコイ」の300倍ぐらいは




『ニセコイ』 実写版 をニセコイファンと一緒に観てきたよ の巻 : 現実逃避 - hatena

昨日,実写版ニセコイこと『映画ニセコイ』を観てまいりました。Twitterで既報のとおり,ヤマカムの山田さんと千葉県のYさんと3人です。すごいメンバーでしょ。

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そして島崎さんの万里花。

わざわざYさんと一緒に観るくらいですから着目していたわけですが,思っていた以上にDEBANが少なく。まあ短い尺だからお話を広げにくかったのでしょうということと,キャストのスケジュールもあるのかなという点も少し感じました。



演技自体はですね,そのまんまマリーだったと思います。

非常に良く演じられていたと思います。どこかで「千葉県のYさんも絶賛」みたいなことが話題で流れたような気もしますが,今回御本人にお会いした際も「そのまんまマリーでした」とのことでした。さもありなん,というのがぼくの感想でもあります。


たしかに「ぱるるのマリー」は良い感じだったけど、
桐崎千棘役の中条あやみも「ナイスゴリラ」だったとは思う。

けど、
中島健人の一条楽は、どこまでいっても中島健人だったし、
DAIGOはDAIGOだったし、
それよりなにより、
あのオチはなによ?どうしても盛り上がりが必要なわけ?空港の場面は丸々要らなく無い???
演出家のエゴが出た自己満足な演出は要らないのよ!!


ということで、
「千葉県のYさんが絶賛!」という風に聞いていた「ニセコイ」の実写化でさえ
なんなんこれ?って結果だったから

あまり期待しないで見た、
「かぐや様は告らせたい」の実写化


鈴木雅之じゃないし

『かぐや様は告らせたい』を語らせてくれ! 鈴木雅之、千花ダンスetc…全俺が身悶えしながら視聴した“お気持ち”まとめ

 3月に放送が終了した2019年冬クールにおける最高峰のアニメをあげるなら、僕は圧倒的に「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」だったと思う。この作品、とにかく語りたいことがたくさんあるのだ。

 この作品の魅力について全てを語ろうとすると、いくらスペースがあっても足りない。なので今回は、

①OPの鈴木雅之
②3話のED「千花ダンス」
③パロディとオマージュ
④かぐや様かわいいんじゃ!

という4つのポイントに絞り、ガッツリと語っていきたいと思う。



2019年「冬アニメ」(1月~3月放映のアニメ)として登場したこの
アニメ版『かぐや様は告らせたい』は、

原作を最大限に生かした演出てんこ盛りで、
鈴木雅之という「超大型新人アニメ歌手」をOPに起用したり、
「ラブストーリーは突然に」風BGM(例のチュクチューン!で、オッサンならだれでも分かるという)や
「冬のソナタ」風BGM(あの曲のイントロになんとなく似ているような、似ていないような)という舞台演出、
そしてこれ
・TVアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』第3話エンディング映像 ♪「チカっとチカ千花っ♡」


アニメ3話の「特殊エンディング」として突如登場した藤原書記の、この
「ほぼ実写じゃね?」ダンス映像。しかも、この3話まででは出なかった(4話以降に出る)話が「ネタバレ」っぽく散らばっているという
ファン垂涎の一品となっていたりと

まさに「至れり尽くせり」なアニメだったりしたのです。


あまりにも完璧なアニメ過ぎて、
「これは実写化はあり得ないだろ~」
だったのですが。。。。

平野紫耀×橋本環奈で「かぐや様は告らせたい」実写映画化!天才たちの“恋愛頭脳戦”が始まる : 映画ニュース - 映画.com

監督は「俺物語!!」「ニセコイ」などの河合勇人が務め、脚本はドラマ「海月姫」や映画「翔んで埼玉」などの徳永友一が執筆。3~4月に都内近郊で撮影され、9月6日に全国で公開される。






『かぐや様は告らせたい』初登場1位 平野紫耀&橋本環奈が実証したヒットの方程式:Real Sound|リアルサウンド 映画部


 先週末の動員ランキングは、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』が土日2日間で動員25万5000人、興収3億1500万円をあげて初登場1位に。初日から3日間の累計でも動員36万人、興収4億6000万円と、近年のティーンムービーでは一歩抜きん出る好成績を収めた。今年に入ってから『翔んで埼玉』のサプライズヒットはあったものの、10代の観客から支持されている若手俳優が集まった作品という意味での純然たる「ティーンムービー」が動員ランキングで首位になったのは、1年以上前の『銀魂2 掟は破るためにこそある』以来。同作でもヒロインを務めていた橋本環奈は、今やその世代を代表するコメディエンヌと言っていい。





で、見た結果なんですが、
ただ単純に面白かったです

橋本環奈が良かった

銀魂で鼻くそをほじくる役を演じた「千年に一度」の美少女、
キャラクターとしては藤原書記なのかもしれないけれど、

逆に、今の時代四宮かぐやを演じる女優は誰が居るか?と考えたときには、
消去法で橋本環奈以外の適役が居ないという悲しい現実から、
これは正しい配役だったと思う。

同じような配役としては、
「のだめカンタービレ」のミルヒーホルスタインことシュトレーゼマンを誰が演じるかというと
決して竹中直人では無いのだけれども、けれども「かっこよく指揮をする」「片言の日本語をしれっと話す」「合コンを盛り上げる」の3つを同時にこなせる日本の俳優(日本じゃ無くても良いけど、合コンは日本しかないし)っていうと、
現時点では竹中直人以外の適役が居ないのよ。
最初実写化の話しを聞いたとき、ぜったい竹中直人以外居ないと思っていたぐらいだし。

というわけで、あの四宮かぐやの「押したり引いたり」が出来るのは、現状橋本環奈以外無く、間違いなく適役でありました


藤原書記も、まあ良かった
まさかとは思ったけれど、藤原書記は結構「アニメに寄せてきていた」のはビックリ(マンガ原作に寄せていくのなら、坂道あたりのアイドルから選抜する可能性もあったから)
「ラブ探偵」が出動しそうになった(結局出動しなかった)当たりも、よく分かっていたし。
アニメ制作にソニー系アニプレックスが関わっていたこと上手くいった要因なのかしら?

ただ、ドーンだYO!は入れて欲しかった


平野紫耀は、棒だった
棒ってほどでは無いけど、全体に滑舌が悪かった。

白銀御行の台詞は全体的にゆっくり目に語ることが多いので、それでも聞き取れるのだけれども
原作やアニメでは超有名シーンで大量の台詞を捲し立てる「壁ダァン!」のシーンでは、
やはり視聴者には聞き取りにくく感じる。
ところがそこは翼(柏木の彼氏)役の子が反復することで、視聴者にも聞き取れるように配慮されている
(だったら最初から違う役者さんにすべきだったのでは?

それに、


だからこその抜擢、だったりして


原作ネタは丁寧に拾っている
映画ネタ、四宮病気ネタ、それに花火大会ネタと、かなり原作通りだった!
生徒会選挙は、どうしてそうなった?だったけれども(しかも意味なく長い!!!)、

踊りネタの中に、「バレーボールネタ」を持ってきたのには驚いた!
「踊り」がクローズアップされたので、
平野が突然何の脈絡も無く登場するキンプリのメンバーと一緒に突然踊り出すインド映画的な様相を少しは期待したんだけど、
それはやっぱり無理だったらしい


佐藤二朗はずるい!
ナレーションだったはずなのに、画面に登場して、
「いつもの佐藤二朗」役を演じるとか!
笑うしかないじゃない

製作にTBSテレビが入っていることもあって、
「情熱大陸」を丸々パクったのもずるかったなぁ~~


同じく、どんぐりさんもずるい!
「カメラを止めるな」で一躍時の人となり、ドラマ「ルパンの娘」でも「お茶の子サイサイや!」で大活躍していた、あのどんぐりさん、
素晴らしい演技でした。
演技というか、素というか。。。

結局、見に来るのは原作ファンよりも、平野ファンor平野×橋本の絡みを見たい人



うん、日曜日の昼間に見に行ったんだけれども、
「原作orアニメのファン」とおぼしき男性ファンは2名ぐらいで、あとは女子中学生&女子高生って感じの子たちばかりだった。

どうもこのところの「アイドルに依る、とりあえず映画化」ラッシュのせいで、
「原作orアニメファン」には
「実写化=クソ」という図式が出来上がっているので敷居が遠のくのよね。
その代わりに、平野orキンプリファンが押し寄せるという。

まあ、原作者はそれを喜んでいるご様子なので良いのですが

漫画ファンから忌み嫌われる『実写化』しかし、原作者視点だと連載で絶対に得られない恩恵があるという話 『かぐや様』作者、赤坂アカ氏が語る : Togetter



というわけで、
原作者にも、原作ファンにも、アニメファンにも、平野キンプリファンにも
楽しめる映画だったとは思いました

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