五大元素
Wikipediaより引用
五大元素(ごだいげんそ)は、世界を形作るとされた5つの「元素」。
仏教
「地」「水」「火」「風」「空」の五つで、五大という。
仏教では「地」を最低、「空」を最上の境地としており、般若心経の「色即是空 空即是色」もこの空の境地を表していると言われる。
のちに「識」を加えた六大とする説も現れた。大地のようにすべてを支える地大。すべてに潤いを与える水大。すべてを浄化をさせる火大。すべてを養う風大。すべてを包み込む空大。万物の租である識大。
道教
「木」「火」「土」「金」「水」の五つ。
陰陽道ではこれら五元素(五行)が互いに生みあい消しあう(相生・相克)ことで万物が生じるとされている。
ヨーロッパ
「空気」「火」「土」「水」の四大元素に「エーテル」を加えた5元素である。
エーテルは、アリストテレスが天体を構成する元素として導入した。
仏教の五大に倣い、それぞれ漢字1文字で「風」「火」「地」「水」「空」とも訳す。
それぞれの文化で五大元素は異なるが、それも世界を構成する要素をして考えられている。