無量大数
※Wikipediaより抜粋
「無量大数(むりょうたいすう)は、漢字文化圏(漢字圏)における数の単位の一つ。漢字文化圏において名前がついている最大のものである。無量大数がいくつを示すかは時代や地域により異なり、また、現在でも人により解釈が分かれる。一般的には10の68乗を指すが、10の88乗とする人もいる。
無量大数は、元の朱世傑による『算学啓蒙』(1299年)において極以上の他の単位とともに初めて登場した無量数に由来する。無量数は仏教用語からとられたものである。当時はすでに中数が使用されており、無量数は不可思議(10の120乗)の万万倍で10の128乗となる。
日本では、『塵劫記』の寛永8年(1631年)の版で無量大数として初めて登場する。この版では、載までを万進、極以上を万万進としたため、無量大数は不可思議(10の80乗)の万万倍で10の88乗となる。寛永11年版で万進に統一され、無量大数は不可思議(10の64乗)の万倍の10の68乗となった。ただし、今日でも寛永8年版を根拠に無量大数を10の88乗とする人もいる。
『塵劫記』では、版を重ねるごとに「無量」と「大数」の間にできた傷の間隔が広がり、後の版では「無量」と「大数」という別の数とされるようになった。この場合は、「無量」が10の68乗、「大数」が10の72乗ということになる。現在において、「無量」と「大数」が別の数として紹介されることもあるが、「無量大数」で一つの数とする方が一般的である。
漢字文化圏で定着している命数法では、無量大数(無量数)が最大の数詞であるが、無量大数よりも大きい数にも独自の名前がつけられているものもある。
銀河系に含まれる原子の総数がおおよそ無量大数に近いと考えられている。
使用例
17×17の格子状の道について、同じところを2度通らない道順の数
63無量大数4481不可思議4611那由他2379阿僧祇6397恒河沙1310極2975載4079正5524澗4004溝4944穣3986𥝱8664垓8069京3646兆3693億8785万5336通り」
昔、数字の絵本を読んで、知った言葉。
途方もなく大きい数という認識はあったが、調べてみると、やはりすごい。
13世紀の中国の書物にすでにその由来があると。
無量大数自体が、仏教用語からとられていると。
銀河系に含まれる原子の総数というのは、なぜ分かるのかと思ったけど、水素原子の数と質量、銀河系の恒星の数などから計算するらしい。
何だか、途方もなく深い世界に繋がっていき、面白いね。
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