星を継ぐもの
ジェイムズ・パトリック・ホーガン著 読了。
星野之宣の漫画が秀逸なので、原作にも期待大。
著者がこの一作でSFの巨匠になったほどの傑作だってさ。
なるほど!面白い。
ちょい内容紹介:ネタバレ有。
月で発見された死体が5万年前に死亡したもの。
(漫画では、チャーリーという名前の由来があったけど、小説には無かったような)
持ち物から解読された人類の起源に係る壮大な歴史。
一方、木星の衛星ガニメデで発見された宇宙船には、
2500万年前に地球に棲息していた生物が多数。
通路で倒れていた類人猿がキーワードに。
火星と木星の間にミネルヴァ(仮称)という惑星が存在した。
月で発見されたルナリアンのチャーリーが、
ミネルヴァを仰ぎ見る風景。
ハント博士が謎を解明していく過程が、
まるで推理小説や時代小説に出てくる探偵ぽい。
禿頭で、細身のダンチェッカーより、
やっぱヒゲ部ハント博士の方が好き。
日本語訳で、
同じ人物が延々と話すときに、
行の頭に「=かぎかっこ が付いているのに、
」=かぎかっことじ が無い場合が多々出てくる。
最初は気になっていたのだけど、
間合いというか、ブレスマークのようなものだとすれば、
まぁ、これもアリかなと。
この本で星野版「星を継ぐもの」の1~3巻に相当。
4巻まだ購入してないので、近日中に本屋行かねば。
次の続編では、ガニメアンが登場。
どう展開していくのかが楽しみ。
小惑星群・アステロイド・種の起源
なんてテーマが出てくると、
萩尾さんや竹宮さんの昔の漫画を思い出す。
「ユニコーンの夢」「アンドロメダ・ストーリーズ」は
凄いSFだったんだなぁと、しみじみ。
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