馴染みの美容室で、いつも話が弾む。
美容師さんの遠い親戚に霊能者がいるという話になり、(同じ話を前にも聞いたことあるなぁ〜)と思いながら聞いていた。
美容師の奥さんや子どもの守護霊を見てもらった話を聞き、内心(ホンマかいな〜)と思いながら、
「うちの家族の守護霊も見て欲しいなぁ」と冗談半分で言うと、
親戚のは見てくれるけど、お金を取って他人のを見るようなことはしていないと言われた。
他にも色々な話をして、最後の仕上げくらいの頃に、奥さんから
「ニイト君は元気?」と聞かれた。
来たなぁーと思いながら、
「調子悪いわ〜、お祓いでも行こうかな」と言うと、
奥さんは
「うちの親戚の人よりも、もっと凄い人がいるのよ。一度見てもらったら?」
と言い、Fという名字と電話番号を書いた紙をくれた。
美容師一家は定期的にそのFという人に見てもらっていて、家を建てる時や子供の就職の時など、何か決める時はいつも相談して助言してもらっていると言う。
そう言えば、長男が不登校になった時も、奥さんからそのFさんに見てもらうように勧められて電話番号をもらったが、なんだか胡散臭く感じて電話しなかったのだった。
しかし、今度は試しに見てもらおうかなと思った。
奥さんの話によると、そこへ紹介したお客さんはみんな「行って来てよかった」と言っていると。
引きこもりの息子さんを持つお客さんが相談に行ったら「大丈夫、何月から働き始めるから」と言われて、本当にその通りに働き出したと。
Fさんは名前と生年月日だけで色々なことがわかるらしい。
霊能者と言うより占い師?
長男の時はスルーしたのに、今回は家に帰ってから早速もらった番号に電話して予約を取ってしまった

統一教会を含め信仰宗教の信者になる人の気持ちが少し分かるような気がする。
藁にもすがる気持ちの時、差し出された手はついつかんでしまう
それだけ詰まっている私

私ひとりで行こうかと思って予約したが、ニイト君に聞いてみたら「行く」と言う。
これも何かしらのきっかけになれば…と
何を言われるのか、ちょっと怖いような楽しみなような…
