年中さんの『おもいで』を持ち帰った
年中さんになってしばらくのころ
けんちゃんは心配をしていた
あのね
○○くみさんの おもいでは どうなるんだろう
年少さんの『おもいで』を持ち帰って
嬉しくって
年中さんの『おもいで』をもう楽しみにしていた
でも、
コロナで4月は登園する子は半分以下
けんちゃんも可能な限り欠席したし
そんな中で
揃ってお絵かきしたり
工作したりって時間はなかったみたい
でも、
けんちゃんにはコロナの感染拡大防止対策より
年中さんが終わるころに綴られる絵がないことの方が
心配みたい
心配ならさ、聞いてみたら?
先生にさ、おもいでの絵は描かないのって
それで
早速、翌朝、担任の先生に聞いていた
登園してすぐ
あいさつもそこそこに
てか、
そのころのけんちゃんのあいさつは
蚊にも負ける程度の小さな声だったけどね
担任の先生は、
え、おもいで?そうなんだぁ
あぁ、おもいでよりも違うこと考えていたんだけど
ていうのが返事で、
おもいでじゃない違うものってのも
かあちゃんは興味が沸いたけど
結局、保育園からは荷物を全部持ち帰るために
大きい紙袋を用意するように連絡があって
そして
お迎えに行くと
みんなが大きな紙袋に1年間に描いた絵の綴りと
粘土やハサミやクレパスや・・・
来年のために補充や修繕をするためにすべて
入れられて提げていた
けんちゃんには絵のセンスがある
親バカのかあちゃんにははっきり分かる
けんちゃんの絵はクラスで
1か、2か、3か4番目か、
ま、半分よりか上か、
下から数えたって大して数えなくていい程度には入る
約1ヵ月に一度、
背面掲示板の作品ははり変えられるけど
どう見たってけんちゃんの絵はすごくいい
親バカのかあちゃんが思うのだから間違いはない
いえ、正直に言うと
2歳児の保育園の時には絵は諦めようって
思ったんだけどね
ハサミは上手だからね
誰でも向き不向きってあるよねって
思っていたんだよね
だから、
成長してる姿に感動ヒトシオ
しょうしにする えを かいたんだよぉ
3月に入ったころ報告してくれた絵
中心にはけんちゃん
隣には担任の先生
本当の先生は体の大きい人なのに
絵の中ではけんちゃんより小柄
左には年中さんになってから毎日のように
遊んだ仲良しのお友達が2人
けんちゃんの思い出の中にしっかり『登場!』って
感じで横から飛び込んでいる
こういうところ
けんちゃんの絵のステキなところ
かあちゃんにはないセンス
来年の『おもいで』が楽しみなかあちゃん