guitar:my life

ギターは世界を変える。ギターは人生を変える。と信じてやまない男のブログ。

ペダルボードを組みました。

2020年02月24日 | Guitar
※諸事情により日付をいじっての投稿となっております。
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「ピンポーン」
弾むようなチャイムで目を覚ました私は、まだずっしりと重たい目を擦りながらインターフォンのモニターへと向かう。今日は祝日。元号が変わって1回目の天皇誕生日だ。いつもであれば休みの日は目が覚めてからもしばらく布団にくるまり、朝食をせがむ愛猫を布団に引き込んで二度寝と洒落込むのだが、この日は違った。新たな機材が届いたのだ。

人生で気持ちが昂る瞬間は多々あれど、注文した機材を開封する瞬間とコンビーフの枕缶を開ける瞬間はいずれもトップ10には入るだろう。なんてことを考えながら覗き込んだモニターには、某大手インターネット通販サービス特有のやけに大きなダンボール箱を抱えた運送屋が映っている。

代金を支払い、大きさと重さがマッチしない熱帯地方からのお届け物を受け取り、私はリビングへ戻った。カッターナイフで慎重に梱包を解いていく。中から二つの箱が姿を現す。

私が今回注文した機材は、One Control社のchameleo tail loopというスイッチャーとMOOER社のTone Captureである。どちらも音を歪ませたり、揺らしたりと、大きな音響的変化があるものではなく、どちらかと言えば「地味」な機材の部類に入るかも知れない。
値段もそこそこはる買い物なので、レコーディング費用の工面のために泣く泣く機材を売却していた学生時代であればまず間違いなく購入しなかったであろう。ただ、今では私も30歳。新たな機材にときめき、わくわくしながら開封する私の心が大人なのかはさておき、年齢的には十分大人。仕事もある。プログラマブルスイッチャーの導入という多少の贅沢は許されるであろう。それに、今回の構築により私のボードの機能性が大きく向上するであろうということは確信していた。

今回のセッティングのねらいはこうだ。ディストーション、クランチ、ソロのそれぞれの音色を、スイッチひとつで切り替えたい。さらに、必要な音は全て足元の操作で完結させたい。見た目がイケていればさらに良し。私のプレイングの9割はリアPUでザクザクのディストーションかけてパワーコードを刻んでいる。しかしたまにはセンターでクランチのオープンコードを弾きたくなる時もある。本来であれば歪みを踏み替えて手元のセレクターを操作して目的の音色を出すのですが、ボーカルをとりながらその操作を行うのは非常に難しいのだ。

しかしヒントは突然現れた。私の敬愛するギタリストにエンドウ.という男がいる。氏のオフィシャルサイトBLACK ENDには、ボードの構築記事が不定期で掲載されており、私も日々チェックしていた。そこで出会ったのがMOOER Tone Capture。ギターの音色をキャプチャーして別のギターで再現できるデジタルエフェクターだという。ストラトの音をレスポールで鳴らしたり、アコギの音をエレキで鳴らしたりできる・・・らしい。全くテクノロジーの進歩はすごい。リアピックアップで拾った音がこの小さな筐体を通過するだけでセンターポジションで拾った音になるのであれば、手元の操作が不要になる。また、スイッチャーでプログラムを組めば、複数台のエフェクターの踏み換えもいらない。

ペダルの配置や配線の工夫でどうにか全てを1つのボードに収めることができた。Tone Captureは思った以上に高性能で、期待ができる。自宅の小さいアンプでしか鳴らしていないのでなんとも言えない部分もあるが、個人的には大満足のボードとなった。次のスタジオ練習が楽しみだ。

アンプの電源を落とし、ボードに上蓋を被せる。丁寧にシールドを巻いて、ギターを片付けると、寝室に向かう。今日は祝日。もう一眠りするとしよう。



[Loop1]
MOOER Tone Capture

[Loop2]
OVAL TONE 34-Xtreme

[Loop3]
Studio Daydream KCM-OD

[Loop4]
MXR carbon copy

[Loop5]
BLACK END Vol-CANO

[Tuner OUT]
KORG DT-10

Ch.1はクランチサウンド。
Tone Capture→KCMです。オープンコードでジャカジャカやるとき用の音です。

Ch.2はメインで使うディストーション。
34-Xtremeのみを通っています。

Ch.3と4はソロ用のチャンネルです。
34-XtremeをVol-CANOで持ち上げた音です。
4はそれにcarbon copyを足しています。

Ch.5は何も通っていないバイパス音。
使わないのはもったいないので作ってみましたが、今後必要な音ができたらここにも何かセットしたいと思います。

練習環境の構築について②

2020年01月26日 | Guitar
ごきげんよう。今日は練習環境の構築②ということで、前回の記事の続きです。

【環境構築のポイント】
・できるだけいい音で練習したい
・住む家を失わないために、近隣住民には絶対に迷惑をかけない
・クリックを聴きながらの練習や、自分の演奏を録音して客観的に聴くことができる
・お金は極力かけたくない

ということでApple純正のDTMアプリケーションであるGarageBandならこれらの点をある程度クリア出来るのではないかと思い、環境構築を決意しました。


1.iOSか、MacOSか
or

 GarageBandはMacでもiPhone・iPadでも使用できます。携帯性や機動力を考えると圧倒的にiOS版が有利ですが、編集機能などはやはりMacOS版に軍配が上がります。色々考えた結果、MacOS版をメインに使っていこうと思います。

理由は割と単純で、
・iPhoneだと画面が小さすぎて操作が捗らなさそう。
・曲を書いている時にメモとしてiPadを使いたいので、常にiPadはフリーの状態で手元に置いておきたい。

という2点です。
今回は自宅での練習環境なので、どこかへ持ち出すことも考えていませんし、ギター練習に特化してくれればいいのでマルチタッチ入力(鍵盤を弾く、ドラムを叩いて打ち込むなど)は考慮しなくて良いでしょう。また、iPadのLightning端子が埋まってしまうと充電しながら使えないというデメリットも発生しますしね。


2.必要機材の準備

 まずはMacとギターをつなげる準備。そこで必要になってくるのがオーディオインターフェイスです。ギターなどのアナログ信号をデジタル信号に変換してMacで扱えるようにしてくれるものですね。これに関しては各社から様々な性能・価格帯のものが出されているので迷いましたが、本格的にDTM環境を整えたいというわけではないので「そこそこ信頼できて低価格なものを」という路線で探しました。結局近所の中古楽器屋さんで売られていたIK MultimediaのiRig HD2を購入。確か4〜5000円くらいだったかな?

 ヘッドフォンはこれ。audio-technicaのATH-A900Zです。映画や音楽観賞用にそこそこいいのがあったので良かったです。
ちなみに写り込んでいるピックはESP社のERGO PICKです。そのうち紹介しようと思いますが、もうこれ以外のピックは使えないカラダになってしまいました。


3.接続&設定

 さぁ、これらをMacBook PRO(Early 2015)に接続していきます。メモリも16Gなので問題なく動いてくれるでしょう。

 まずはmac側。ヘッドフォンとUSBをin!!

 やはりハブを介さずに色々刺さるというのが2015以前のmacの強み。特にギターを接続して音を出す場合、音が出ない際にエラー箇所を探すのが楽ですしね。

 給電され始めるとiRigのランプが青く点灯します。


 あとは、シールドでギターとiRigを繋いで・・・

準備は完了。確かに練習するにしては準備の工程が多い気がしてきますが、そこは慣れでしょう。

 ということで接続が完了しました。次回は実際に音を鳴らす&音を作る部分の記事にしていこうと思います。

 ではでは。

つづく


練習環境の構築について①

2020年01月24日 | Guitar
 ごきげんよう。今日はギターの練習環境について考えていきたいと思います。

[1 なぜ練習環境を見直すのか]
 私は現在2LDKのマンションに住んでいます。せっかくエレキギターを弾くのであればいい音で弾きたい。ただいい音(=個人的に気持ちがいい音)で弾くためにはそれなりにアンプの音量を稼いでやらないといけないわけです。学生の頃は一戸建ての実家暮らしだったのでお構いなしにギャンギャンやってましたが、今そんなことをやったら最後、近隣住民と管理会社からぶっ飛ばされてあっという間に住む家をなくし、社会的信用を失い、仕事もクビになり、食いっぱぐれてしまうわけです。屋根と壁と職と信用を失うわけにはいきません。


※イメージ図

と、いうわけで「人様に迷惑をかけない」かつ「自分としても満足できる」持続可能な練習環境の構築について考えていきたいと思います。

[2 どのような方法が考えられるか]
 では持っているアンプにヘッドフォンを接続して弾けばいいのではないかという話になってくるのですが、それだとクリックを鳴らしたり弾いている音を録音して演奏を客観的に聴いたりという作業が面倒です。振動や視認型のメトロノームなんかも出ていますが、なんだか使い勝手が悪そう。リズムマシンに繋いだイヤフォンをつけてその上からヘッドフォンをつけるなんていう荒技も試しましたが非常に面倒。第一イヤフォンすぐなくしちゃうし。(ピックもなくしちゃう。)

[3 DTMアプリケーションの活用]
 そこで目をつけたのがgarage band。

多少準備は面倒になるものの、DTM用のアプリケーションなのでクリックも録音もお手の物。アンプの種類も豊富でそこそこ楽しく音作りができそうです。これならなんとかなりそうだ。

 ということで次回からgarage bandをいじくり回してみたいと思います。

つづく