小説「彼は泣いた」
ーーー1月1日、彼は泣いた。 彼は無邪気で、健気で、怒りも悲しみもある、ゲームが好きないたって普通の少年だ。童顔でかわいらしく、同い年の子と和気あいあいと遊ぶ姿から、親族にいまだ...
「能力は生まれつき」と考えている人は、問題解決が苦手になっているかも。
2003年に発表された論文によると、学習に対する固定観念のいくつかは答えのない問題への対処の障害になりうるとのこと。 具体的には、「専門家は誰もが知らないような情報を独占している...
「一晩夜更かししちゃった」ぐらいなら、問題ない。
2017年に発表された論文によれば、一晩の夜更かしぐらいであれば精神衛生的には問題なさそうである。 具体的には、ある程度生活リズムを整えたうえで意図的に発生させた一回の徹夜は、対...
予算をふんだんに使った授業をすれば、復習しないあの子もまじめに勉強してくれる、はず。
2004年に発表された論文によると、認識論的信念(学習に対する思い込み、考え方)は長期的な学習によって洗練されたものになるとのこと。 具体的には、実験の試行と得られた情報の整理を...
学習という行為は、私たちが思うより複雑で、なんかもう……とっても難しい。
2010年に発表された論文によると、認識論的信念(学習に対する特定の思い込みや考え方)を題材とした授業の展開は、受けた人のそれを洗練したものにするという。 具体的には、教育学修士...
吹奏楽部で頑張るあの子は、頭がいいからそこにいるのかもしれない
2006年に発表された論文によると、吹奏楽部での活動の有無と成績・能力にはある程度の相関があったという。 具体的には、吹奏楽部で活動している学生はそうでない学生に比べて数学・科学...
HIKAKINさんとコムドットさんの、登録者数の得方の違い。
2005年に発表された論文によると、着飾りや流行への乗っかり、そして過剰なまでの攻撃性をあらわにする人は、同年代もしくは周囲からの評価を得るための彼らなりの策であることが示唆された...
思春期の子たちは『契り』よりも『拒絶』を重く見ているのかもしれない
2010年に発表された論文によると、思春期における親や同級生からの社会的支援の弱さは、ストレスを介して抑うつ症状を強めるという。 また、社会的支援の弱さは対人関係への依存を引き起...
乳幼児のやる気を育てるための10の原則
1998年に発表された論文は、乳幼児のやる気を育てるための10の原則を掲げている。今回は10の原則を、それぞれ一言説明を添えて紹介する。 前提知識として、内発的動機(やる気)は生...
能力と性格・自尊心に相関がない理由。
成績と性格・自尊心の相関を示す論文は数多く存在する。このブログでも、情動的知能と成績が自己効力感を介して正の相関を示した論文(Ana-Maria Cazan 2015,James ...