清見寺の庭園と五百羅漢
(静岡市 清水区興津)
春三月のある日、思い立って清見寺の五百羅漢を訪ねてきました。
当寺は1300年前平安時代に建立された寺で、
室町、戦国、江戸と長い歴史を生きた名刹です。
築山と馬蹄型の池を配した庭園は、
禅寺にふさわしい落ち着きと品格を備えた名勝庭園です。
江戸時代初期に造られたものだとか…。
今回は庭の五百羅漢に会いに行きました。
様々な表情の石仏が圧倒的な数で並んでいます。
高台にあるので眼下に駿河湾、遠くは伊豆半島まで見渡すことができます。
一様に海の方角を眺めている羅漢さんたちは、
それぞれに様々な表情をしていて、見ていて飽きることがありません。
五百羅漢とは、仏の滅後に行われた第1回目の経典編纂に集まった
五百人の徳の高い仏弟子を指すのだそうです。
( 撮影 3月上旬 Y.OMORI )
水戸偕楽園の梅が満開水戸の春は梅の花から。
季節やわらぐ早春にちらほらと咲き出す花々が、水戸に少し早い春の訪れを告げてくれます。
早春の香りに誘われて花の旅に出かけませんか。(水戸観光協会HPより)
こんなお誘いに乗ったわけではありませんが、水戸偕楽園を訪ねました。
水戸の梅まつり(2月20日~3月31日)は今年で120回目の記念の年。
約3,000本の梅がほぼ開花して、見ごろを迎えていました。
心地よい梅の香と目に鮮やかな紅梅・白梅。
訪ねた甲斐がありました。
偕楽園は、金沢の兼六園・岡山の後楽園と共に日本三名園の一つに数えれています。
1842年(天保13年)に時の藩主・徳川斉昭公によってつくられたもので、
偕楽園は、勉学の場としての「弘道館」に対して休息の場として設計されたそうです。
時代を経た史跡も多く、梅見の後の散策も心楽しい一日でした。
( 撮影 Y.OMORI )
屋久島・奄美大島の旅
この2月に訪ねた屋久島・奄美大島の旅の記録です。
ページ末のスライドショー動画をお楽しみくださいね
( H. MIYASHITA )
旅の前半は、深く美しい自然が息づく島…世界自然遺産の屋久島です。
いざ、縄文杉に会いに…。
記録的な寒波で前日に降った雪が私達の歩行を困難にして、
何と往復11時間40分も歩いてしまいました。(´;ω;`)
やっと会えた縄文杉は「えッ!」、思っていたより小さく感じました(雪をかぶっていたからかなー)。
しかしながら幹の雄々しさは、見るものを圧倒するかのような生命力を放っていました。
旅の後半の目的地は、奄美大島の田中一村記念美術館。
南国の海と亜熱帯の森…、空港からほど近い奄美パークの中に美術館はあります。
高倉をイメージした独創的な建物。美術館内は静かで落ち着いた雰囲気が満ちていました。
奄美の植物や動物などを独特の世界観で描く一村さんの作品には、心が洗われるような感動を覚えます。
奄美に来る以前の一村さんの作品も多数展示されていて、もう一度ゆっくりと訪ねたいと思っています。
ありがとう屋久島・奄美大島。思い出に残る楽しい旅でした。
( H.MIYASHITA )
屋久島‐奄美大島の旅2016