松山でラジオ収録の翌日は、朝の11時15分からゴスペル・クワイアのコンサートがあるというので場所の懐かしさもあって覗きに行った。
行きは路面電車、帰りは歩き。大街道電停で待っていると2006号の「砥部焼電車」がやってきた。アナログカー久しぶり。
三つ先の南堀端で下車、堀之内公園へと入る。手前から左にNHK松山放送局、市民会館、右に県立美術館。昔はこの中に県立グラウンド兼競輪場や松山球場もあったが遊興施設は郊外へと引っ越して跡地は広大な公園に。文化施設だけ残したのは正解。
昭和40年代に建てられた市民会館は耐震工事は完了。2000人の大ホール、600人の中ホール、100人の小ホール。今日は小ホール。滅多に行かないけどここには珍しく能楽堂がある。能楽堂とゴスペルクワイアとのミスマッチも楽しみ。
入口も大ホールや中ホールとは違うひっそりとした一角に。NHK松山放送局側にあるのはあまり知られていない。
三階の小ホールは朝なのに賑やか。出演は市民プラザのカルチャーセンターと個人スタジオのゴスペル教室の生徒さん。
11:15開演、朝から皆元気だ。
徐々に徐々に熱を帯びてきて、最初は控えめだったアクションも終わる頃にはオーバーアクションも! 歌いながら涙する人もいる。ゴスペルクワイアそのもの。いやー、楽しかった!
能楽堂とのコントラストも新鮮。朝から発見だらけだ。
正午ちょうどに終わった。帰りは歩きで途中三越でお昼を買って帰ろうと。
松山市民会館。
恩師ゲイリー・バートン氏の最後のツアー(w/小曽根真)もここ松山のこの大ホールで聞けたのは奇跡。東京から車で駆けつけた。
JR松山駅の高架工事と再開発のなかで4000人規模のホールの建設が浮上しているのだとか。僕が知る限りではもう少し小ぶりで使い勝手のいい音楽ホールを作る、というものだった。八丈島ジャズフェスティバルに行った時、「おじゃれホール」を設計した人から松山のJR駅前ホールの話を聞いていた。4000人も入れる箱を作っても年間何回使えるのか? すでに市内には県民文化会館という4000人規模のホールがあるし。地元に密着した使い勝手のいいホールがいいなぁ。文化は箱では作れないよ。
市民会館の並びは県立美術館。その反対側を見ると・・・
広大な広場が広がる堀之内公園。
休憩所以外は何もない。
この何もない広場がいい。松山城の城山の麓に広がるこの何もない広場はイベント会場にもなるし、災害時の避難場所にもなる。
街のど真ん中のセントラルパークとしては理想的。
何もないと思うの一部の大人だけで、事実、高校生やサークルの学生たちが思い思いにダンス練習をしている。
堀之内公園から一番町通りに出ると現実が一気に押し寄せてくる。このコントラストも悪くない。
県庁前を通って三越へに向かう。
と、ここでもう一つの現実に遭遇・・・・
三越に入ろうとすると目の前のバス停に大型トランクをもった観光客の大行列。入口まで大回りしなければならない。松山空港行きのリムジンバスを待つ姿。これが午前中の空港行きのリムジンバスの毎に繰り返されている。
どうやら前のリムジンの積み残しのようで、程なくして「貸切」のサボが入ったオレンジの伊予鉄バスがやって来た。つまり臨時便。
いつからこんな事になったのか定かではないが、オーバーツーリズム恐るべし
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毎週土曜日午後7時から、好評放送中!
次回6月29日土曜の夜7時からの放送は"アイスコーヒーが似合うジャズ"と題してお届けします。どんな曲が飛び出すか! お楽しみに。
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新レーベル、AMS RECORD(アムズ・レコード)
MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘
(AMS-23001)定価3.000円(税抜)
通算17枚目となる赤松敏弘のvibraphoneに、レギュラーメンバーのハクエイ キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)によるグループ・インターアクションが6曲(含む赤松&ハクエイDUO1曲)と、話題の望月慎一郎(p)を迎えて酒井麻生代(fl,alt-fl)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)と繰り広げた絵画を眺めるようなジャズ。ライナーノーツ:高井信成。
動と静、夜と昼、都会と自然、二つの異なる世界を一つのアルバムとして作り上げました。
今回は下のサブスク・サイトでも世界同時配信。ストリーミング、ダウンロード。そして今回はハイレゾ配信も行っていますのでどうぞご利用ください
━━━ Magazine Interviews, CD Reviews ━━━
■ジャズ批評 24年1月号 No.237 (23年12月24日発売)
【インタビュー】P106~109. 赤松敏弘 音と沈黙は背中合わせ『MY REAL BOOK - Season 1&2』リリース
4本マレットを駆使し、美しい音色を奏でる日本を代表するヴィブラフォン奏者の赤松敏弘が自身のレーベルAMS RECORD(アムズ・レコード)を立ち上げ、通算17枚目をリリース。完成度の高いアルバムに仕上がった。タイトルに込めた思い、レーベルを立ち上げのわけなど詳しく語ってくれた / 取材:編集部
【新譜紹介】P160. 驚くべき成熟がここにある。熟成しかつ濃密な音楽。これが現在の赤松敏弘の驚異的とも言える到達点だ / 文:小針俊郎
出版社:ジャズ批評社 発行間隔:隔月刊 発売日:毎隔月24日 サイズ:A5判 参考価格:1.320円
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■Jaz.in 24年1月号(23年11月27日発売)
【巻頭】P16~19. 赤松敏弘 世界的ヴィブラフォン奏者が紡ぐインプロヴィゼーションの奇跡。その音楽的原点にあるもの / 取材: 高井信成
【Jazz Record Guide】
P28.『MY REAL BOOK - Season 1&2/赤松敏弘』「2つの異なる世界を1つのアルバムとして作り上げた」、見事にその意図がしっかりと具現化された充実した作品 / 文:小島良太
出版社:シンコーミュージック 発行間隔:月刊 発売日:毎月24日 サイズ:A4判 参考価格:1.177円
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■JAZZ LIFE 12月号(23年11月14日発売)
【新作インタヴュー】P14~15. 赤松敏弘「通算17枚目のリーダー・アルバムを発表」対局に存在しているふたつのバンドの演奏を収めた僕流のリアルブック / 取材:長門竜也
【Disc Review】P37.『MY REAL BOOK - Season 1&2/赤松敏弘』人生を2シーズンに分け、独自の“リアルブック”を著した作品 / 文:長門竜也
出版社:ジャズライフ 発行間隔:月刊 発売日:毎月14日 サイズ:A4判 参考価格:970円
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サブスク配信(NexTone)サイト
どうぞご利用ください。
■AMS RECORDの第二弾『SOMETHING'S COMING / MIKI』(AMS-23002)
世界初!432hzサヌカイ陶琴アルバム【Something's Coming(何か起こりそう!)/MIKI】
マリンバ奏者でもあるMIKIがこの楽器と出会って得たインスピレーションから全ては始まっています。
インストによる即興演奏であることは現代ジャズのフォームと何ら変わらないものの、もう一つの「あちら側」の即興演奏の要素も取り入れて、AMS RECORDのレーベルポリシー「音と沈黙は背中合わせ」の一翼を担うものです。
SOMETHING'S COMING / MIKI
(AMS-23002)定価2.273円(税抜)2024年3月13日発売
演奏 : MIKI (サヌカイ陶琴) サポート : 赤松敏弘 (シンセ、サヌカイ陶琴 on tr M4, 7 & 9 )
━━━ Magazine Interviews, CD Reviews ━━━
■Jaz.in 24年4月号(24年2月26日発売)
【Jaz.in Portrait (インタビュー)】P72~73. MIKI ハンドメイドな楽器だから、次に何が起こるかわからない、その時にしかできないことを作品に閉じ込めた / 取材: 島田奈央子
【Jazz Record Guide】
P31.『Something's Coming (なにか起こりそう)/MIKI』「本作には、大変驚いた。マリンバの名手MIKIが全曲で、「サヌカイ陶琴」を弾いて・・・」/ 文:高木信哉
出版社:シンコーミュージック 発行間隔:月刊 発売日:毎月24日 サイズ:A4判 参考価格:1.177円
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■愛媛新聞2024年2月26日(月)刊
【芸能】サヌカイ陶琴 詩情豊か
『マリンバ奏者MIKI(松島美紀、松山市出身)が3月13日、インストゥルメンタルアルバム「SOMETHING'S COMING(なにか起こりそう)」をリリース。今作では香川県産の石サヌカイトを使った陶琴を鳴らし、詩情あふれる癒しの音楽を届ける。ジャズビブラフォン奏者の・・・』 / 文:山口淑子
発行所 : 愛媛新聞社 発行間隔 : 日刊
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【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト
約27分間の動画です
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
Next Show
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2024年8月20日(火)東京・新宿ピットイン 開演19:30 (開場19:00)
赤松敏弘(vib) meets ハクエイ・キム(p) w/市原ひかり(tp,flh,vo)小山太郎(ds) SPB + 鉄井孝司(b)
料金 :¥3,600+税(1ドリンク付) ¥3,960(1ドリンク付)☎︎03-3354-2024
2024年8月31日(土)東京・成城学園 Cafe Beulmans
第十回 望月慎一郎(p)赤松敏弘(vib)Duo
開演13:30(開場13:00)
MC: 3300円+2drinks order ☎︎03-3484-0047
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■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )
■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )
■赤松敏弘 Twitter
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【サブスク ヴィブラフォン / VEGA】
只今、JAZZ-FUSION Subscription Serviceで、2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から2020年発売の「Next Door - New Life」まで、VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を高音質でお届けしています。
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (6月23日〜6月30日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■平日(月〜金) 28:00〜29:00 / ■火水木曜 23:00〜
🆕 “工場夜景クルーズ”
『MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘』(2023年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)酒井麻生代(fl,alt-fl)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)望月慎一郎(p)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)
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■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00(※エムキャス非対応) ■土曜 10:44〜11:00
“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■月曜〜金曜 26:00〜27:00 / ■日曜 9:45〜10:00
“東京点描 城南1”
『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)