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赤松敏弘Vibraphone Connection・談話室

スタイリッシュなスタンド

コロナでライブは小さめの箱が多くなってからは逆にアンプラグドでノーマイクの生音での演奏が増えてよりアコースティックな表現に向かっているけど、少し前までは必ず自分の側にはマイクがあった。
楽器の性格上、鍵盤から上に向かって音が発せられるのでマイクの位置は僕の顔よりも上がちょうどいい位置になる。
つまり自分の耳の位置になるべく近いところ。
 
NHK SOUND CRUISE 
 
すると、マイクは宙に浮かんでいるわけでは無いので当然ながらスタンドを使うことになる。
エンジニアさんと僕の互いの要望の妥協点を早く見つけ出すのがその日の最初の仕事。
 
ヴィブラフォンやマリンバは他の楽器と比べるとエンジニアさん側でも対面する機会が少ないのでそんなに経験値からのデータとアイデアを持ち合わせていない。どこそこの誰それ(ヴァイビスト)がこうだったから、というのは時に外れることがある。
 
周りの音の被りから楽器の下に(性格には鍵盤と共鳴管の隙間)マイクを潜り込ませようとする人もいるのだけど、打点(アタック音)は鍵盤の上にしか飛ばないので僕は嫌う。
 
なんだかんだとお互いの妥協点を探ると、そこにマイクをセットするためにブーム式スタンドが登場する。
 
サウンドチェック中
 
音響好きの人にはこのマイクスタンドが並んだ光景にうっとりする人もいる。
その壮観さは理解していて僕もそんなに嫌いな方ではない。
 
ただ、写真や撮影のカメラマンからすると、コレは悪の枢軸(axis of evil)、になるらしい。
なるべく被写体から離れていて欲しいもの。
 
音に対する僕とエンジニアさん、見た目に対するカメラマンさん、この二者が攻防する時。
 
そもそもマイクもマイクスタンドも金属製。ヴィブラフォンもほとんどが金属製。だからこちらは見た目は気にならないのだけど、被写体(本人はほとんど気にしていない)にそれが被るのを如何にして回避するかがカメラマンさんのセンスとなる。
 
 
僕、結構好きなんだけどなぁ。。この世界に入って、いや、中学で放送部でヴィブラフォンの音を録る時からマイク大好き人間。そこから始まっているので「友達」なんだけどなぁ。。。
 
ある時、その悪の枢軸とは思えないようなセットに出会した。
 
今はもう無い、渋谷の旧・ヤマハエピキュラス(当時はエレクトーンシティー)で。
このスタンドにはびっくりした。
 
 
なんとスマートなんだろう。これもブーム式スタンドと呼ぶのだろうけど、コレなら絵になる。まるで楽器の一部のような雰囲気に収まる。
邪魔にならないように、ならないように、というのではなく、自らの存在をスタイリッシュにアピールすることで「邪魔者」の汚名を返上。
その後、このスタンドには遭遇してないのだけど・・・・。
 
何事も、あるんだか、ないんだか、わからないものはダメって典型かもしれない。
 
 
 
 
 
 
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
 
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
 
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
 
 
Next Show
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Coming Soon!
 

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【最新プロデュース・アルバム】
 
2023年1月25日発売!
現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
Tomoko Yoshino / 吉野智子
3000円+税
2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
 
全国のCDショップ及びネットショップからお手元に。
 
■演奏
Vibraphone : 吉野智子  Piano : 雨宮彩葉  Bass : 鉄井孝司  Drums : 小田桐和寛
 
皆様、応援宜しくお願い致します!
 
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■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )



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【サブスク ヴィブラフォン】
 
2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から
2020年発売の「Next Door - New Life」まで、
VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を
高音質でお届けしています。
 
 
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながら
そこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
 
 
是非どうぞ!
 

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それでは今日も楽しい一日を!

 


【放送 / ラジオ、テレビ

今週のオンエア (5月23日~5月30日) 
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)

番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』

癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。

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■平日(月〜金) 5:00〜6:00 ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00
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“路面電車のある風景 - 1”

『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)


演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)


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■日曜 23:00〜24:00
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“ねこの足跡”

21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)


演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。

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■日曜 24:30〜25:00
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散歩の風景 夏から秋

『KALEIDOSCOPE/吉野智子』(2023年プロデュース作)


演奏:吉野智子(vib)雨宮彩葉(p)鉄井孝司(b)小田桐和寛(ds)



首都圏以外の方はこちらの「エムキャス」で全国からスマホやパソコンでリアルタイムにお楽しみいただけます。
★エムキャス→https://mcas.jp/c/mx2.html
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