カラリと快晴・涼風。
実家松山滞在の今日は中学時代の土曜日再現の如くにランディー・ブレッカーの『SCORE』(solid stato/1969年)を引っ張り出してレコードとCDで聴き比べ。
レコードは買った時に確かキングレコードから出ていたと記憶する(なんせ中学生は買ったら帯とか捨ててしまっている)が、CDは回り回って(原盤の権利が)EMIから。今気がついたのだけど、レコーディング・デイトに1969年1月と2月とあるのに、オリジナル・アルバムのコピーライトは1968年となっている。この部分は後で挿入された箇所だろうから、こういう不思議なことも起きるのだろう。
窓を全開にして、表の騒音に負けじと大音量(笑)
まだジャズを聴き始めて一年くらいで、集めたアルバムもまだ10枚程度の頃、半ドンの土曜日の授業が終わって帰ると、お約束の吉本新喜劇(笑)でお昼。それが終わると部屋に篭りコレを聴いていた。
ジャズという音楽の(子供なりの)印象に当時一番近かったアルバム。ハービー・マンとラリー・コリエルから入ったので意外と2管編成のものは少なく、唯一マイルス・デイビスが2枚。それ以外はフルート(ハービー・マンやジェレミー・スタイグ)、ギター(ラリー・コリエルやジム・ホール)、ヴァイブ(ゲーリー・バートンやロイ・エアーズ)などでジャズ喫茶っぽい編成はこれが初めてか。マイルスは別格として。
でも内容は当時流行りのジャズロックあり、ストレートアヘッドなジャズあり、ボサノヴァあり、とデビュー盤らしくバラエティーに富んでいる。
でも、土曜の午後に何度も聞き返していたのはこのアルバムの三曲目にある“Name Game”というメンバーのハル・ギャルパーの書いたバラード。
追いかけていたラリー・コリエルは抜けているテイクなのに。
元々パラード好きなんでしょう。このアンニュイな感じのバラードが学校に行っても頭から離れず、ずーっとヘヴィロテしていた。ずーっと後で分かった事だったけど、この時期ランディー・ブレッカーもマイケル・ブレッカーもホレス・シルバーのバンドで武者修行中だった。なのでその影響を濃く受けたテイクだったようで、もしもその時にそれを知っていれば僕はホレス・シルバーにのめり込んでいたかも知れないし、そうなるとその後の人生も大きく変わっていたかも知れない。でも、そうじゃなかった。大きな時代の流れに興味があったので自然と当時の若手が生み出すジャズに。
そうそう、このアルバムがヴァンゲルダー・スタジオで録音されたのにも無意識に耳が行っていた。なぜアップライトピアノみたいな音がするんだろう? と(笑)
そんなことを思い出しながらのひとときでした。
相変わらず窓の外には無国籍な建造物。
松山です。
『SCORE/Randy Brecker』(solid stato/1969年)
Bangalore – 4:34
Score (Hal Galper) – 7:17
Name Game (Galper) – 5:14
The Weasel Goes Out to Lunch (Traditional) – 1:21
Morning Song – 4:09
Pipe Dream – 4:33
The Vamp (Galper) – 5:14
The Marble Sea – 5:44
All compositions by Randy Brecker except where noted.
Randy Brecker – trumpet, flugelhorn, arranger
Michael Brecker – tenor saxophone
Jerry Dodgion – alto flute
Larry Coryell – guitar
Hal Galper – piano, electric piano, arranger
Eddie Gómez – bass
Chuck Rainey – Fender bass
Bernard Purdie, Mickey Roker - drums
Rec : January 24 & February 3, 1969. @ Van Gelder Studio.
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
Coming Soon!
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2023年5月6日(土)東京・成城学園 Cafe Beulmans
第四回 望月慎一郎(p)赤松敏弘(vib)Duo
開演13:30 (開場13:00)
MC: 3300円+2drinks order
問い・予約 03-3484-0047
東京都世田谷区成城6-16-5カサローザ成城2F
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【最新プロデュース・アルバム】
2023年1月25日発売!
現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
スタンダードもオリジナルも一つ一つ吟味して揃えた瑞々しさに溢れた作品に仕上がっています。試聴された方からはとても新人とは思えない堂々としたプレイに驚きも寄せられています。
メンバーは現在の東京のジャズシーンの若手を代表する精鋭揃い。
KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
Tomoko Yoshino / 吉野智子
3000円+税
2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
全国のCDショップ及びネットショップからお手元に。
■演奏
Vibraphone : 吉野智子 Tomoko Yoshino
Piano : 雨宮彩葉 Ayaha Amamiya
Bass : 鉄井孝司 Koji Tetsui
Drums : 小田桐和寛 Kazuhiro Odagiri
■購入・試聴はこちらから
ディスクユニオン
タワーレコード
アマゾン
HMV
今回は新たな試みとしてCD発売と同時にサブスクでの配信もスタートしました。
詳しくはこちらのページから
■Tomoko Yoshino's subscription link
■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )
■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )
■赤松敏弘 Twitter
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【サブスク ヴィブラフォン】
2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から
2020年発売の「Next Door - New Life」まで、
VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を
高音質でお届けしています。
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながら
そこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
それでは今日も楽しい一日を!
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (4月23日~5月2日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■平日(月〜金) 5:00〜6:00 ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■日曜 23:00〜24:00
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■日曜 24:30〜25:00
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“散歩の風景 夏から秋”
『KALEIDOSCOPE/吉野智子』(2023年プロデュース作)
演奏:吉野智子(vib)雨宮彩葉(p)鉄井孝司(b)小田桐和寛(ds)
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★エムキャス→https://mcas.jp/c/mx2.html
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昨夏からこちらにブログお引越し。のんびりとやっております。