「七不思議八幡浜の旅(前半)」はこちら
週末の松山→羽田→東京(京王線が人身事故で自宅に寄れず)→新宿→松本行脚と、その帰りの松本→八王子→京王八王子(再び人身事故発生)→最寄駅行脚があまりにも強烈だったので後半が今日になってしまいました。今日は新幹線(東海道・山陽)が停電で大混乱。いやはや、鉄道受難の歳末です。
八幡浜ちゃんぽんをほとんど知らなかったので松山の実家にいる時の昼間に時間が出来たのでちょっと食べに行ってみた時の話です。11:25大街道発の伊予鉄道市内線5系統「JR松山駅前」行きから旅はスタート。前半は八幡浜までJRの特急で行き駅からナビに従って最短ルートを辿り南予出身の知り合いに紹介された「ちゃんぽん亭 イーグル」に入ったのが13:30過ぎ。無事に「ちゃんぽん」と、たまたまメニューで見かけた「デミグラスソースカツ丼」を注文。完食。戻りはナビに頼らず、目の前のアーケードを辿って散策しながら駅に向かう。
アーケードに入るなり、愛媛のジャズメンに評判の店「RON」に遭遇するも夜営業なので次回送り。そこからすぐのところに「ロンドン」という洋食屋を発見。なんとここも八幡浜ちゃんぽんの有名店。「イーグル」にしても「ロンドン」にしても、どこか洋食屋を連想させる店名で実際に洋食メニューがある。なんだか不思議。
さて、その「ロンドン」の目と鼻の先に、こんな幟を発見・・・・
「黒い商店街」??
不思議なネーミング。シャッター商店街は全国あちこちに点在するけれど、それを開き直ってブラックジョークとかけてイベント化してしまったのがこの八幡浜の新町商店街。T字形のアーケード街で確かにシャッター店は目に付くが空いてるお店はなかなか元気。歩いていると知らないおじさんが「こんにちは、今日は寒いですのう」と声掛けしてくる。なんだか元気。
なぜ黒になったのかには近くに出た温泉が黒い温泉(モール温泉)だったというところから来ているらしい。それぞれの店は「黒」い商品を用意している。「黒いちゃんぽん」「黒い餃子」とかは当たり前。黒い郵便ポストに黒い自動販売機・・・・・ 通年ではなくイベント期間を設けて「黒い商店街」で盛り上げているんだそうな。
詳しくはこちらを→「黒い商店街のぶらっくりすと」
面白い街そうです。
ちゃんと裏路地もあるし。
T字の付け根はタクシー乗り場。
このTの頭側が駅と港を向いているようです。
しかし、やっぱり店名がユニークです。
ちゃんぽんのお店と同様、食べ物のイメージと一致しない店が・・・・
「デリー」といえば、十中八九カレーのお店と思うじゃないですか。
それが・・・・
お好み焼き・焼きそばのお店ですって。
なんかソソラレルなぁ。この食品サンプル。最上段の右端にだけカレー(笑)
お好み焼きか焼きそばのランチプレートみたいな感じです。
やたらとカタカナが多いのも特徴。それもちょっと普段は使わないような・・・・・(現地でお確かめください)
おお、こんなお店も!
岩木屋さんはアイスクリーム屋と名乗るものの、お店というよりは製造所といった感じで全く店舗の雰囲気ではありません。
普通に通り過ぎて「あれ? 今なんかあったぞ!?」と引き返して確認したのが「ナイスパン」。
普通の顔して並んでますが、他では聞いたことありませんよ。
うーむ。なかなか侮れない街。
うーむ、これかぁ。。。黒い商店街。
さて、そんなこんなであちこちのぞいたり買い物したりしていたら、戻りの予定の特急に乗り遅れてしまいました。あまりにインパクトあり過ぎるんですもの。
切符は往復切符なのでどの特急の自由席にも使えるのですが、14:30の次は15:28までほぼ1時間に一本。出たばかりなのでここで50分じっとしているのもなぁ、、、と思ってホームを見たら14:41発の各駅停車が停まっていた。
ダメ元で駅係員に相談してみた。
「あれ(各駅停車)にこの切符で乗れますか?」
ちょっと考えた後に「大丈夫ですよ」と。「松山まで行きますよね」というので、「はい」と。
列車に乗り込んでいると先ほどの駅係員がやって来て、なんとこの切符で各停を使うのなら精算しましょうと。「っえ?」。この各停は松山までの途中の伊予市駅止まり。そこで後発の特急が追いつくんだそうな。どんだけのんびり走っているのかと思ったら、意外にも俊敏で、となるとどんだけ特急が飛ばしているのか、ということ。
切符を伊予市までの普通切符に精算するので、伊予市から松山までは別に特急券を買ってくださいね、というもの。往復切符の半額が戻り、そこから八幡浜から伊予市の普通切符の差額を返金してくれた。「伊予市から松山は特定割引区間なので返金分で特急分を支払うとお釣りがきますよ」と。
なんという親切な駅なんだろう。
それを知ってか、乗り込んで来た運転士さんも「伊予市で私も特急に乗り換えますのでお声がけしますよ」と。
乗り遅れて単に時間を持て余すくらいなら動く列車で移動したいという我が儘な客に最良の手を打ってくれたわけだ。ありがたい。もうこうなったら思いっきり鉄分多めに先頭の席を陣取って「かぶりつき」で行こう!
八幡浜を出て一つ駅を過ぎると長めのトンネルに入った。
先の方に小さく出口が光っている。全速力で上り坂のトンネルをひた走る。かぶりつきだから出口がどんどん近づいて来る。上り坂もピークになった時!
一気に視界が広がった!
特急列車のような頑丈な造りではないから前方の開放感たるや、抜群。
まるで高原列車のような山間を走っている。程なくすると山間の離合駅で対抗列車と行き違いになる。なんだか凄い旅行気分になって来た。
特急列車では一気に駆け抜けてしまうような駅を丁寧に丁寧に拾いながら、それでいて意外とスピード感は出ているので退屈しない。
伊予大洲の手前で肱川を渡りながら大洲城を眺める。
うわーっ、これは天然記念物級の古い国鉄時代の跨線橋が架かる伊予大洲駅に進入。
ここで行き違いの為5分停車するという。運転士さんが「ここでの離合はアンパンマン特急ですので自由に写真を撮ってください」というと先頭部に鉄分多めがカメラを持って集合。
コロナで減収の厳しい折、ちょっとした心遣いが気持ち良い。鉄分多めの子供達もそういう光景が目に焼き付いているんだ。
ここから予讃線は「海線」と「山線」に分かれる。本来は「海線」だけだったが、海岸沿いの切り立った崖沿いは自然災害も多いので内陸部を長大トンネルで貫く「山線」が1970年代に出来た。
本線では無くなった「海線」には食事付きの観光特急が走っている。まだ乗ってはいないが。
ここからは一段と逞しい走りに変わり、次々とトンネルを抜けて激走。最後のトンネルを出ると・・・・
海!
ついに山越えが完了で、ここからは平地を快走。
「まもなく終点の伊予市に着きます」
のんびりと走るローカル線を予測して乗り込んだけど、実際には結構豪快な走りで最後まで飽きなかった。
伊予市の駅に進入・・・・おや? そうか。
頭上が急に煩くなったと思ったら、ここから電化区間なので頭上の景色が一変。ここまで車窓がスッキリしてたのはそのせいもある。
伊予市で降りて約束通り特急券を購入。
確かに。590円だからさっきのお釣りが700円以上だからドリンク一本分は得した気分。いやいや、あの車窓と雰囲気なら十分堪能したからそれだけでも満足。
八幡浜を1時間後に出発した特急がここで追いついた。やはり「時は金なり」かな。
さて、11:25に大街道を出て、12:24にJR松山駅発の特急「宇和海13号」で向かった八幡浜。八幡浜ちゃんぽんを食べて帰る、という単純なミッションだったはずが、いろんなものを見つけてしまい、そのおかげて予定の特急に乗り遅れ、さらにそのおかげでいろんな人の親切に触れられて戻ったきた。
松山駅着。再び名物の別方向特急の縦列停車の図。向こうに新駅舎が姿を表しつつあるので、あと何度これをみられるだろか。
この駅を出て戻るまでちょうど4時間のミニトリップ。
駅前からは5系統の路面電車で。
途中まだ色付いている松山城を仰ぎながら走る
八幡浜ちゃんぽんめぐりの旅、一件落着!
でも思い付いたら4時間で往復出来るって便利だと思いませんか?
っえ、そんなところに突っ立ってないでサッサと移動しなさいって?
スマソ!
そうだ。忘れるところだった。
例の「ナイスパン」
中には何も入っていません。
調べると「ナイスパン」というのは台湾のパンにあるそうで、台湾式クリームパンとのことでしたが、こちらはどちらかというと「甘食」的な感じ。でも美味しくいただきました。
それと、今回の旅の動機になったのがこちら。
『八幡浜ちゃんぽん』凄麺・ニュータッチ製
今度は本場でじゃこ天入りを食べてみたい。。。
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2023年1月8日(日)群馬・館林「L'AUTRE MAISON西の洞」
15:00開場/15:30開演
小山太郎Presents New Year Live at 西の洞
赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)+須川崇志(b)小山太郎(ds)
wコバケイ(vib)
前売5500円 / 当日6000円
問い・予約:0276-75-1560
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2023年1月12日(木)湘南・茅ヶ崎「Storyville」
18:30開場/19:00開演
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)
MC 4400円 + od
問い・予約 0467-91-9604
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2023年1月18日(水)千葉・柏「Nardis」
19:30開場/20:00開演
ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
MC 3630円 + od
問い・予約 04-7164-9469
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2023年1月26日(木)東京・池袋「Absolute Blue」
19:00開場/19:30開演
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh.vo)
MC 3600円 + od (学割 2600円 + od)
問い・予約 03-5904-8576
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■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
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それでは今日も楽しい一日を!
【Produce Album情報】
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【放送】
今週のオンエア (12月18日~12月25日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■月〜金曜 放送時間 16:00〜17:00 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■土曜 27:00〜28:00
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■月〜金曜 15:20〜15:30 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00 ■土曜 17:30〜18:00 / 25:00〜26:00 ■日曜 17:30〜17:38 / 25:00〜25:35 / 25:35〜26:35
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■月曜〜金曜 20:00〜20:09 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■土曜 16:53〜17:00 / 28:00〜29:00 ■日曜 16:44〜17:00 / 28:00〜29:00
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“東京点描 城南1”
『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)
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