昔から知っている人はヴィブラフォンを積んで車で移動していない時は鉄道、それも新幹線よりも寝台特急や在来線特急での移動が毎月のことだったのを覚えているでしょう。
それが今や、ねぇ。。。。
この三年間で様変わり。
感染の観点からあまり長時間同じ空間に留まりたくないのが大きな理由で、乗っている時間が圧倒的に短い飛行機の利用が増えた、という単純なもの。
また、いわゆるオン・シーズン以外はガラガラに空いている、というのもある。
空港までは最寄りからダイレクトに行けるリムジンバス。これもターミナル駅などでの乗り換えを避けての事。
選択肢としてこれがベストなわけです。
で、元来の乗り物好きの性分は飛ぶようになっても健在で、なんでも興味が湧き、なんでも解析してしまう。元々スカイメイトの会員だったし、意外と飛行機にも詳しい下地はある。
ただ、今になって、世の中の人が、例えば鉄道に乗る事に趣きのある人間を「乗り鉄」と呼び、鉄道車両をカメラに収める事ら趣きのある人間を「撮り鉄」と呼ぶように、航空界では飛行機に乗る事に趣きのある人間の事をなんと呼ぶのだろう? 同じく乗るよりも撮る事に趣きのある人の事をなんと呼ぶのだろう? 周りを見渡してもその言葉が見当たらない。
「乗り飛」
「撮り飛」
なんて言わないのかねぇ。
まぁ、このどちらになるのかと言われても、鉄道の時と同じで乗っているから興味がわくので、限りなく「乗り飛」に近い「撮り飛」。
乗り物の面白いところは、その業態の中で表示されないけど目に見える制約があるところ。自家用車だとそれが無いので興味が湧かないのかもしれない。
一つには「その道のプロ」に身を任せる楽しさ、というのがあるかもしれない。なので、その部分で平常時には目に付かないものが、異常時にヒシヒシと目に見えて伝わってくるところが面白いのだと思う。2度、3度使えばいろんな事がわかるのも、公共交通機関の面白いところ。
朝の松山空港。訳あっていつもの、のんびりした時間帯では無い便に乗った。
ローカル空港だから滑走路は一本しかない。
ちょっと早めに着いて滑走路を眺めていると、これが思っていたよりもタイトなフライト・スケジュールなのに驚いた。
これから乗り込む羽田行きのJAL機。
その後ろの滑走路からさっき伊丹行きのANA機が海側に離陸して行ったところ。
ANA機が大きく左旋回しながら上空高く飛んでゆく機影が小さくなったところで海側から小型のJAL機が降りて来た。
福岡からのようでエプロンに駐機しているJAL機の隣に入ろうとする時、今度は名古屋からのANA機(プロペラ)が到着し、ちょうど目の前の滑走路半分のところで誘導路に入り、JAL機と並んでエプロンに入って来た。
二機同時進入って凄いなぁ。
と思っている間もなく、
羽田からANA機が飛んで来て、これで4機が国内線専用のブースに並んだ。JALとANAが2機ずつ。
2番スポットの羽田行きのJAL機に乗り込んで隣の1番スポットの小型JAL機を見て、思い出した。
このコロナ禍の一番ひどい時、日本中の流動が止まって飛行機も減便だけでは太刀打ち出来ない事態になっていた時、あのJ-AIRの機体に羽田から乗り込んだ事がある。感染からなるべくJシートを利用しているのだけど、一列が三席、一人がけと二人がけのレイアウト。唖然としたけれど、それでも乗客はポツポツ。
旋回する時の挙動が独特で、乗ったことはないけれどグライダーのような感じで、ちょっぴりヒヤリとした。最初の行動制限の時だったかなぁ。何もかもがお初のことばかり。
機内の雑誌に載っていたデータによれば、ブラジル製のエンブラエル170という小型ジェット。ボーイングだとかエアバスには馴染んでいるものの、珍しい体験が出来た。こんな風にしてまた新しいデータが頭の中に刻み込まれる・・・
さて、出発でタグ・カーに後ろ推しされながらエプロンまで出たところで暫し待機。どうもこの待機は通常の待ちではないな・・・・うーむ。
何事かと思ったらジェットスター機のエアバスA320が到着して誘導路のこちらの手前で待機している。
どうやらこれが出た後に2番スポットに入るようだ。
こちらが所定の位置まで下がると、ようやく誘導路から移動し、こちらが滑走路に移動できるようになった。
慌ただしい。
と、滑走路手前でしばし待機。
今度は小型のセスナ機がテイクオフ。
大きく右へと旋回しながら上昇中。
その中こちらもテイクオフ。
滑走路を全力疾走している中でエプロンからANA機がエプロンに移動し離陸体勢になっているのが見える。
なかなか忙しい松山空港。さらに到着便もあってANA機のいた3番スポット以外全て塞がっている。
テイクオフして今度は大きく左へと旋回。
さっきのセスナ機とは逆方向って、これは予測通りです。
滑走路一本をカツカツのフル活用しているのがわかりました。
ちょっとでもどれかが遅れると大混乱なんだろうなぁ、、。
と、呑気なことを思いながら、空へと舞い上がったのでした。
空港で飛行機に乗り込むだけなのに、いろんな事が見えてしまうこの性分って
・・・・やっぱり「鉄分多め」って事なんでしょうかね。
*9月のこちらのライブ、予約が始まりました。どうぞお楽しみください。
ご予約もこちらから↓
■9月7日(水) 池袋・Absolute Blue
【Majestic Colors Trio】
【出演】赤松敏弘(vib) ハクエイ・キム(p) 市原ひかり(tp)
【内容】2014年のアルバム「Majestic Colors」から最新作まで三枚のアルバムのフロント3人だけでお届けするここだけのトリオロジー!
【時間】open 19:00 / 1st 19:30-20:30 / 2nd 21:00-22:00
【チャージ】¥3,600 / 学割¥2,600 (別途1ドリンクオーダー)
【ご予約】リンクページ下部で人数を「決定」後、表示される「予約を進める」をクリックし、ご予約ください。
※「会員登録」をすると、次回以降の予約で入力の手間が省けて便利です。また、予約履歴の確認やキャンセルができます。会員登録なしでも、「連絡先を直接入力する」でご予約いただけます。
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それでは楽しい午後を!
coming soon!
【ライブ】
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■赤松敏弘(vib)meetsハクエイキム(p)Duo
2022年8月24日(水)神奈川・茅ヶ崎『Storyville』19:00 & 20:00 (入替なし)MC:3.850円(別途要オーダー)
問い・予約0467-91-9604〒253-0056 神奈川県茅ケ崎市共恵1-8-19 中島ビル1F
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【放送】
今週のオンエア (8月18日~8月24日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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火曜〜土曜 放送時間 4:00~5:00
土曜 26:30〜27:00 日曜 26:05~26:35
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“ねこの足跡”21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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金曜 放送時間 25:35 都知事定例会見後 ~27:00
土曜 18:00〜19:00(プロ野球中継の時はお休み) 日曜 18:30〜19:00
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“路面電車のある風景 - 1”『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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日曜 15:00~15:20(プロ野球中継の時はお休み)
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“猫の足跡 看板猫”22年1月、ビブラフォン ジャズ部門【Amazon's Choice】選出作品
『TIDE GPAPH/赤松敏弘』(2007年作)
演奏:赤松敏弘(vib, mar)ユキ・アリマサ(p)松島美紀(mar)
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土曜 5:00~6:00
日曜 5:00~6:00 24:00〜24:30
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“東京点描 城南1”『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)
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