【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談の記念メダルを米政府機関が製作した。史上初の会談は6月12日に予定されるが、北朝鮮側が一方的な非核化要求に反発し中止を示唆、開催に向け暗雲も漂うなかでの記念品製作に「勇み足では」との懸念の声も上がっている。
メダルは米朝両国の国旗を背景に両首脳が向き合う姿が描かれている。「2018年」「和平協議」などの文字が彫られ、金委員長には「最高指導者」との肩書が付いている。製作したのは米国防情報システム局が所管するホワイトハウス通信局。大統領の通信手段提供が主な任務だが、外国政府からの訪問客や軍関係者向けの記念品も作っている。
シャー大統領副報道官は米メディアに「ホワイトハウス自体はメダルのデザインや製造に関わっていない」と強調したが、米朝会談に向けた政権の前のめりな姿勢を反映したともいえるメダルに対し「会談が中止になったら気まずい」「貴重な品になる」といった声が上がっている。
平成30年5月22日 国賊 毎日新聞
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