読売新聞 平成31年04月13日 19:16
【ワシントン=山内竜介】麻生財務相は12日、主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、日米両国による新たな貿易協定交渉について、「中国(との交渉)が忙しくて、人はこっち(日本)に回せていないんだと思う」と述べた。米国が日本との交渉を急がず、当面は中国との貿易協議を優先するとの認識を示した。
日米の新たな貿易交渉の初会合は15、16日にワシントンで開催される。日本からは茂木経済再生相、米国からは通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が出席する。
日本は米国との貿易交渉を「物品貿易協定」(TAG)と呼んでおり、物品の関税を中心に交渉範囲を絞りたい考えだ。一方、米国側はサービス分野などを含めて対象を拡大しようとする可能性がある。
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