Nursery VISTAのエノキ
エノキは、蝶や鳥が好んで葉や実を食べる生態系を豊かにしてくれる大変貴重な落葉広葉樹。
国蝶オオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウ、エノキハムシ、タマムシ、ホシアシブトハバチ、エノキトガリタマバエ、エノキワタアブラムシの食樹。
国蝶オオムラサキは、エノキに卵を産み、幼虫は葉を食べ成長。
蝶になるとクヌギ、コナラの樹液を吸います。エノキとクヌギコナラが揃えば、オオムラサキを誘致出来る森や林になります。
赤い実は、鳥たちの秋の貴重な食料。
果肉の中に硬い小さな丸い種子(たね)があり、鳥を介しても種子が拡散する鳥散布型とも呼べます。
自然落下による繁殖経路もあります。
エノキは、江戸からの街道の一里塚に、最も多く植栽された道標(みちしるべ)でもあります。
巨木となりうるので、敷地の広い庭なら、迷わずエノキをお薦めします。(植栽可能地域によります)
蝶や鳥に愛される樹木で、大きな生態系(自然のシステム)につながることほど、
癒され、すばらしいことはないでしょう。
東京湾流域圏は、主に利根川流域、荒川流域により構成されます。埼玉県深谷市は、荒川の古扇状地の洪積台地、北武蔵台地(櫛挽台地)の利根川流域圏、荒川流域圏の上流部に位置します。
Nursery VISTAでは、利根川流域圏、荒川流域圏の地域性種苗緑化に取り組んでいます。
関東平野北部の植生調査に基づいた落葉広葉樹林より種子を採取、播種を開始しました。
環境省の提唱する国土緑化区分をさらに細分化した新たな国土緑化区分と流域単位を手かがりにした試みです。
単なる緑化による遺伝子撹乱を抑制し、流域単位の郷土種子が発現する風景を構築していきます。
#LandscapeInfrastructure #GreenInfrastructre #Biodiversity #DecidiousForest #EmergentEcologies #LandscapeUrbanism #NurseryVISTA #VISTAJapan #LandscapePlanning #Garden #LandscapeArchicture